2025年3月、シェムリアップに行ってきました。
その目的は、アンコールワット遺跡群。
せっかく行くなら十分に堪能したくて、あれやこれやと行き方や移動手段を考え、複数の行き方で遺跡を巡りをしてきました。

最高だった・・!
全部で5つの行き方や移動手段を候補にあげていろいろと調べ、実際に経験したのは3つの方法。
実際に経験したり、現地を見ることでわかったことがたくさん。
そこで忘備録も兼ねて、アンコールワット遺跡群の行き方や移動手段をまとめてみました。
それぞれの感想も書いているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
アンコールワット遺跡群への行き方(移動手段)5つ
まず、アンコールワット遺跡群へ行くときや遺跡群を周るときの移動手段には、5つの方法があります。
その方法は、おすすめ順に
- ツアーに参加
- レンタルバイクやレンタル自転車をする
- トゥクトゥクのチャーターをする
- 車のチャーターをする
- その都度Grabなどのタクシーを呼ぶ
の5つ。
レンタカーもありますが、あまり現実的ではないかなぁと思うので、ここでは割愛します。
私は合計3日間で、①②③それぞれを実際に体験してみました。
どの方法がどんな人におすすめかだったり、それぞれのメリットデメリットがよくわかったので、実体験をもとに説明していきますね。
アンコールワット遺跡群への行き方(移動手段)①ツアー
アンコールワット遺跡群までの行き方や、遺跡群を周るときの移動手段の1つ目は、ツアーに参加する方法。
実際に体験してみて、1番充実してて楽しくて最高の思い出ができたので、最初に紹介したい最もおすすめの方法です。
ツアーはこんな人におすすめ
- アンコールワットで朝日が見たい
- 効率よくアンコールワット遺跡群を見学したい
- ガイドさんから遺跡の説明を聞きたい
- 安心安全に旅行したい
という人は、ツアーに参加するのがおすすめです。
わたしもツアーに参加しましたが、めちゃめちゃ最高でした。
忖度なしで本っ当に参加してよかった!!



もう少し具体的に何が良かったか、あえてのイマイチだったポイントは次の「ツアーに参加した感想」で書いてるよ
逆に、ツアーに向いていないのは、
- 完全に自分のペースで見学したい
- ガイドさんからの説明はいらない
- アンコールワットの移動手段で2,000円以上払いたくない
という人。
この場合は、②③の方法がおすすめです。
ツアーに参加した感想
本当に申し込んで良かった、大大大満足でした。
今までも、色々なツアーにちょこちょこと参加したことがあるのですが、今回のツアー満足度はダントツで1番。
他の行き方や移動手段と比べると費用はかかるものの、それでもツアーの料金以上の体験や思い出ができたと感じています。


参加したツアーの、もっと詳しい感想やレビューは他のページにまとめる予定。
なので簡単に、良かったところとイマイチだったところを下の表にまとめました。
良かったところ | イマイチだったところ |
---|---|
ホテル目の前の送迎で安心 ガイドさんが一生懸命だし冗談も言い合える雰囲気 遺跡自体も朝日も夕日もガイドさんのおかげで堪能できた 食事が美味しい | 日本語ガイド付ツアーは料金が高め 他の団体ツアーとタイミングが重なると激混み |



全体的に大満足だったから、イマイチなところはあえて言うなら、です
日本語ガイド付きツアーは、英語ガイドに比べて料金が高めなのですが、日本語ツアーを選んで大正解。
わたしはごく簡単な英会話しかできないので、専門用語の多い遺跡の説明を、日本語で聞けて勉強になったし楽しかったです。
参加者もみんな日本人なので、写真を撮るときに譲り合ったりする場面や食事の場面でも、変に気を使うことなく楽しめたと思っています。
ツアーの種類や料金
訪れる遺跡の場所、食事のありなし、ガイドさんの言語、半日か1日かなど、ツアーの種類はたくさんあります。
参加料金も、英語ガイドのツアーなら、安いと2,000円台から。
たくさん種類があるので参考までに、わたしが参加したツアーは以下の通り。
- 日本語ガイドさん付き
- 朝日鑑賞、夕日鑑賞付き
- ランチ、ディナー付き
- アンコールワットを含む三大遺跡を周る
- 料金は1人1万円ちょっと
早朝から夜まで丸1日の、やや体力を使う内容でしたが、結果的に本当に大満足。
もし料金的に問題がなく、アンコールワットが初めてであればおすすめです。
いろいろなツアーが開催されているので、自分に合うツアーを見つけてみてくださいね。
アンコールワット遺跡群への行き方(移動手段)②レンタルバイク・自転車
アンコールワット遺跡群までの行き方や、遺跡群を周るときの移動手段の2つ目は、バイクや自転車をレンタルする方法。
個人的には、ツアーの次におすすめです。
レンタルバイクやレンタル自転車はこんな人におすすめ
- 完全に自分のペースで遺跡群を見学したい
- 移動手段の費用を安く抑えたい
- ガイドさんからの遺跡の説明はいらない
- ある程度体力がある
という人は、レンタルバイクやレンタル自転車がおすすめです。
ホテルから遺跡群まで距離があるので、自転車だと体力はやや必要でしたが、結果的にはかなり楽しめました。
特に1人旅が好きな人なら、ツアーの次におすすめ!



のんびりサイクリング気分も味わえてよかった
- バイクや自転車の運転に不安がある
- ガイドさんからの遺跡の説明がほしい
- アンコールワット遺跡群で朝日や夕日を見に行くのが初めて
という人にはおすすめできません。
ツアーで朝日を見に行ったとき、ホテルを出発するときは当然だけどまだ真っ暗。
アンコールワットに着いてもまだ暗いので、土地勘がない中、朝日鑑賞はツアーで来ておいてよかったぁと思ったのを良く覚えています。



バイクの場合は日本と違う右側通行、125cc以下なら免許いらないけどふっかけてくる警官もいるから気をつけて!
レンタル自転車で行った感想
ひと言でいうと、大変だったけど楽しかった!
泊まっていたホテルからアンコールワットまでは、片道7kmちょっと、のんびり自転車をこいで40分くらい。
さすがに帰りは少し疲れましたが、自分のペースで見たい遺跡を周ったり途中の景色を楽しんだりと、とても充実感がありました。


わたしの場合は、ツアーに参加した日の翌々日に自転車をレンタル。
ツアーでは行かなかった遺跡や、ツアーでも行ったけどもう一度じっくり見たい遺跡を周りました。
ツアーのおかげで遺跡の予備知識が少し増えていたこともあり、充実感があったのかなぁとも思います。
レンタルバイクや自転車の借り方や料金
バイクや自転車を借りられる場所は、
- ホテルやゲストハウスなどの宿泊施設
- 街中のレンタル屋さん
- アンコールワット近くのレンタル屋さん
の3つ。
わたしが泊まっていたホステルでは、自転車1日3ドル~、バイク1日12ドル~。
自分がレンタルしたときは、3ドルの自転車の空きがなく、5ドルのギア付きの自転車を借りました。


ホテル周辺もアンコールワット周辺も坂道がないので、ギア付でもあまり変わらなかったかも笑。
ただし値段は少し上がりますが電動自転車もあり、こがなくても動くタイプなので、これならもっとラクに遺跡を周れるんだそう。



電動自転車をレンタルして行った人がいたから聞いてみた!
後日気づいたのですが、アンコールワット近くにもレンタル屋さんを発見。
次回行くことがあれば、このレンタル屋さんまでの往復はGrab、遺跡を周るときだけ自転車、という方法もいいかもなぁと思っています。
アンコールワット遺跡群への行き方(移動手段)③トゥクトゥクのチャーター
アンコールワット遺跡群までの行き方や、遺跡群を周るときの移動手段の3つ目は、トゥクトゥクをチャーターする方法。
個人的には①②に比べるとかなりイマイチでしたが、2~3人グループや、ある程度遺跡の予備知識があれば楽しめると思います。
トゥクトゥクのチャーターはこんな人におすすめ
- それなりに自分のペースで見学したい
- 効率よくアンコールワット遺跡群を周りたい
- ガイドさんからの遺跡の説明はいらない
- 2~3人の旅行で移動費用を抑えたい
という人は、トゥクトゥクをチャーターするのがおすすめです。
トゥクトゥクで回るコースは決まっていますが、ホテル出発時間はわりと融通が効きます。
2~3人で旅行するなら、コースにもよりますが、移動費用を一番安く抑えられるはず。
- アンコールワット遺跡群で朝日や夕日を見たい
- ガイドさんからの遺跡の説明がほしい
- 1人旅をしている
という人は、個人的にはおすすめしません。
実際にチャーターしてみたものの、わたしは1人旅だったこともありコスパ悪く感じてしまいました。
朝日や夕日を見たい場合は、チャーター料金にさらに金額がプラスされることがほとんどです。
トゥクトゥクのチャーターで行った感想
率直に言ってしまうと、楽しくないし、充実感も全くありませんでした。
ドライバーさんは悪い人ではなかったけど、トゥクトゥクで周ること自体が性に合わなかったのかも。
- 1人だったのでチャーター料金が高く感じた
- 英語があまり通じず、ドライバーさんとの会話はほぼない
- 長い間ドライバーさんを待たせてしまうのが悪い気がして、思う存分じっくり遺跡見学できなかった
- 行きたい遺跡がコースに入っていなかった
- ホテルで申し込んだときは夕日鑑賞込みのようなメニューの表示だったけど、実際には追加料金だった
のが、その理由。


ガイドさんが付かないトゥクトゥクのチャーターの場合は、コースにある遺跡に着いたらトゥクトゥク下車、自分で遺跡見学してドライバーさんのところに戻る、というシステム。
体力的にはラクですが、これならよっぽど、安い英語ガイドツアーの方が良かったなぁなんて思ってしまいました。
トゥクトゥクのチャーター方法や料金
トゥクトゥクをチャーターする方法は、
- ホテルやゲストハウスなどの宿泊施設で申し込む
- その辺にいるトゥクトゥクの人に交渉する
- 空港からのシャトルバス会社と提携している人達に営業される
- ネット予約する
の4つ。
自分が泊まっていたゲストハウスでは、小回りコース15ドル、大回りコース18ドルでした。
このメニューを見てサンセットも含まれていると思い込んでいましたが、当日ドライバーさんに話したら、追加で3ドルかかるとのこと。
その辺にいるトゥクトゥクの人に交渉したことはありませんが、この金額を参考にしてもらえればと思います。



でも安心安全面を考えて、宿泊施設で申し込むのがベター!
また、シェムリアップ・アンコール国際空港から市街地までシャトルバスに乗ると、到着するバス停にトゥクトゥクドライバーさんがたくさんいます。
まずは「ホテルまで1ドル」と言って実際に1ドルでホテルまで送ってくれるのですが、彼らの1番の目的は、シェムリアップ滞在中のトゥクトゥクチャーターに申し込んでもらうこと。


わたしはお断りしましたが、1日20ドルだそう。
詳しい時間やコースなどは聞かなかったのですが、ホテル以外でチャーターしようとしているなら、この営業にのってみるのもアリかもしれません。
事前に予約しておきたい場合や、宿泊施設で申し込めない場合は、ネット予約もあります。
わたしもツアー申込でよく利用するklookやVeltraで出ているので安心。
時間やコースが自由に組めるので、融通面では、ネット申し込みのチャーターがいいかも。
アンコールワット遺跡群への行き方(移動手段)④車のチャーター
アンコールワット遺跡群までの行き方や、遺跡群を周るときの移動手段の4つ目は、車をチャーターする方法。
友人同士や家族での旅行なら、この方法が一番おすすめかもしれません。
車のチャーターはこんな人におすすめ
- 空港とアンコールワット遺跡群を直接行ったり来たりしたい
- アンコールワット遺跡群以外にもシェムリアップで行きたい場所がある
- 複数人で安心安全に旅行をしたい
- 完全に自分たちの都合で動きたい
という人は、車のチャーターがおすすめ。
ガイド付・なしも選べるし、チャーター時間内なら、ピックアップ場所や行きたい場所など自由度が高い方法です。
- 1人旅で移動手段の費用を抑えたい
という人には不向き。
わたしは1人旅だったので予算の理由から車のチャーターはしませんでしたが、友人や家族との旅行なら、この方法が一番いいかもなぁと思っています。
車のチャーター方法や料金
車をチャーターする方法は、
- ホテルやゲストハウスなどの宿泊施設で申し込む
- ネット予約する
の2つ。
ホテルに着いてからの申し込みで良ければ、どの宿泊施設でもだいたいあるハズ。
わたしが泊まっていたところでは、内容にもよりますが、空港送迎なしガイドなしの一番安短いコースで35ドル~でした。
空港送迎も一緒にしてもらいたい場合は、事前のネット予約が、やっぱり一番安心だし安全。
ガイドのありなしや時間など、自分たちの都合で予約できる選択肢がたくさんあるので、一度チェックしてみるといいと思います。
アンコールワット遺跡群への行き方(移動手段)⑤その都度Grabを呼ぶ
アンコールワット遺跡群までの行き方や、遺跡群を周るときの移動手段の5つ目は、その都度Grabを呼ぶ方法。
あまり現実的ではないと思うのですが、行けないことはないので一応書いておきます。
その都度Grabなどのタクシーを呼ぶのはこんな人におすすめ
- 完全に自分の都合で動きたい
- レンタルバイクやレンタル自転車は不安
- ガイドさんからの遺跡の説明はいらない
という人なら、ホテルから遺跡へ・遺跡間の移動・遺跡からホテルへ、移動の度にGrabなどのタクシーを呼ぶ方法もあります。
トゥクトゥクのチャーターのようにドライバーさんを待たせるわけではないから、気がラク。
ただし今回は、この後書く注意点や料金面で断念することにしました。
- Grabなどの配車アプリを使うのが初めて
- ガイドさんからの遺跡の説明がほしい
という人には不向きな方法です。
時間帯によっては、人もバイクも車も遺跡周辺で大渋滞なので、配車アプリに慣れていないと疲れてしまうんじゃないかなぁと思います。
その都度Grabなどを呼ぶときの注意点や料金
当初は候補に挙げていた方法ですが、今回この方法を辞めたのは、
- 混雑する時間や場所によっては待ち時間が長くなったり、なかなかGrabがつかまらない可能性も
- 遺跡によってはスマホの電波が届かない
という理由から。
シェムリアップ市街地からアンコールワット遺跡群に行くときは問題ありませんが、心配なのは遺跡群から市街地に戻るとき。
メジャーな遺跡(アンコールワットやアンコールトム)ではGrabを見かけましたが、少しマイナーな遺跡になると流しのタクシーさえ見当たらないことも。
また、使っている通信会社やSIMにもよるとは思うのですが、電波が入りにくい遺跡の場所もありました。
わたしが泊まっていた宿の場所からアンコールワットまでで、当時調べた時点では、Grab(Tuk Tuk)で片道5ドル弱。


これならコスパ的にはトゥクトゥクのチャーターと変わらない気がしたのも、この方法を断念した理由の一つです。
アンコールワット遺跡群への行き方(移動手段)まとめ
アンコールワット遺跡群への行き方や移動手段を、忘備録も兼ねてまとめてみました。
個人的にはツアーが断トツで大満足だったので、シェムリアップの滞在が短くても長くても、1度は参加してみるのがいいと思います。
アンコールワット遺跡群に行くのが2回目だったり、3日間チケットを買う予定であれば、レンタル自転車で行くのもおすすめ。
お友達や家族と一緒に自分たちだけの自由なスケジュールを組みたいなら、車のチャーターも魅力的です。
それでは、あなたもぜひ、アンコールワット遺跡群を堪能してきてくださいね!
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