アンコールワット遺跡群を見学するため、現地ツアーに参加してきました。
最初は自分で見学するつもりでしたが、やっぱりツアーに参加した方がいいと感じて申し込み。
結果的に最高な時間を過ごせ、素敵な思い出もたくさんできたので、参加して良かったと心から思っています。
ということで、このページでは、実際にアンコールワット遺跡群の現地ツアーに参加してわかったことや感じたことをまとめてみました。
- 現地ツアーに参加しようか迷ってる
- おすすめの現地ツアーは?
- ツアーでイマイチなところは?
という人は、ぜひ参考にしてくださいね!
アンコールワット現地ツアーに参加してわかった良い所イマイチな所
まずは、ツアーに参加して感じた、全体的な良いところとイマイチなところから。
良いところ①ガイドさんからの説明やサポート
ツアーの良いところは、やっぱりガイドさんからの説明やサポートがあるところ。
ガイドさんからの説明があるのとないのとでは、遺跡見学の充実度が全然違います。


ガイドブック頼りに1人で見学も行ったけど、ガイドさんいた方が断然楽しい
ガイドブックには載っていないような情報や歴史の話も聞けて、予想以上に遺跡見学を満喫できたし、とても勉強になりました。
遺跡の説明以外にも、細かい気遣いやサポートをしてくれて、快適に遺跡を周れたと思っています。
良いところ②効率の良い遺跡見学
ツアー当時は実感していませんでしたが今振り返ると、ツアーのおかげで、かなり効率よく遺跡を見学できました。
現地にも見学コースの看板が立っていたりするのですが、その通りに見ようとすると、1つの遺跡だけ5時間も6時間もかかるんです。



しかも自分だけだと、どこからどんな風に見るといいのか分からない
ツアーであれば、それぞれの遺跡で「メインの見どころ」「ココだけは押さえておくべき」のようなポイントをしっかり見学&理解できます。


もし、暑かったり雨が降っていたりするなら、無駄にウロウロするよりよっぽど有意義な時間が過ごせるはず。
アンコールワット遺跡群に行くのが初めてだったり、滞在日数が短かったりする人は特に、短時間でも充実感のあるツアーに参加するのがいいと思います。
良いところ③食事が美味しい
食事つきかどうかはツアーによりますが、わたしが参加したツアーは昼食と夕食が含まれていました。
期待はしていなかったのですが、どちらも予想を大きく上回る味と量。


個人的にクメール料理が口に合っただけかもしれないですが、自分1人では行かないようなお店に行けたのも嬉しかったです。
さっきの写真はランチの写真。
ディナーはビュッフェ形式で、洋食や和食っぽいものなどたくさんの種類があり、そのお店の味も大満足でした。



ツアーは食事つきの方がコスパ良いと思う
イマイチなところ①買い物やフリーの時間
どんなツアーにもだいたいは組み込まれている、お土産屋さんなどでの買い物の時間。
今回参加したツアーも、買い物の時間は組み込まれていて、個人的には興味がない時間です笑。


ただし、お土産を買いたい人にとっては自分で買いに行く時間を節約できるので、人によっては「良いところ」になるかもしれないですが・・
あと、今回参加したツアーでは1時間ほどではありますが、フリーの時間がありました。
ガイドさんは「スパか、博物館か、オールドマーケットがいいですよ」と言ってたけど、個人的にはどれもしっくり来ず・・。
ただし行きたい所があって時間内に行けそうなら、車で送迎してくれるので、これも人によっては充実した時間が過ごせるかもしれません。
イマイチなところ②タイミングによっては人が多い中での見学
ツアー会社が違っていても、見学する遺跡や食事をとるお店は、どのツアーでもだいたい同じです。
タイミングによっては、人が多い中での遺跡見学で写真を撮りにくかったり、飲食店の中が賑やかだったり。
ツアーだとそんなもんだろうと思っていたので、そこまで気にはなりませんでしたが、あえてのイマイチポイントとして挙げておこうと思います。


そこまで気にならなかったのは、自分が参加したツアーのガイドさんは、なるべく他の団体さんとかぶらないように配慮してくれていたのもあるかもしれません。
レストランに行く&帰るタイミングを少しずらしたり、1つの遺跡の中でも人が少ない場所から先に説明したりするのを意識している様子でした。



ガイドさん、ありがとう!
イマイチなところ③遺跡の隅々まで見学できるわけではない
たとえばアンコールワットの見学だとしたら、アンコールワット隅々まで見学したりガイドさんからの説明を受けられたりはしません。
主要な説明ポイントや見るべきポイントに絞って、ガイドさんと一緒に行動します。
1つの遺跡でも、隅々まで見学しようと思ったら何時間もかかるので当たり前ですが・・


とは言え、「良いところ②」でもかきましたが、時間や日数が限られている滞在であれば効率のいい遺跡見学ができるのは確か。
自分で周るより、理解度も充実度も大きいと思います。
時間や滞在日数に余裕があっても、一度はツアーに参加してみるのがおすすめ。
ツアーに参加した後日、ツアーでは見なかった箇所や行かなかった遺跡に自分で行ったのですが、この時も「ツアーに参加しといて良かった!」と思うことがありました。
地図を見なくても「ここを通ればいいんだな」とか、遺跡の中でも「こっちはツアーで回ったから、あっちから回ってみよう」とか、1人でも効率よく楽しんで見学できたんですよね。


ツアーだけだと隅々まで見学はできませんが、「良いところ①」でも書いたように、押さえておくべきポイントはしっかり見学&理解できる。
日程に余裕があれば、ツアーに参加した経験を活かせる。
イマイチなところも挙げましたが、やっぱりツアーに参加して良かったと思っています^^
おすすめのアンコールワット現地ツアー
ツアーを申し込むときに色々なツアーを見比べたり、実際に参加したりしてわかった、おすすめのツアーを選ぶポイントをまとめました。
他の国や地域ではなく、アンコールワット遺跡群のツアーなら、という視点で書いています。
おすすめのツアー
個人的におすすめのツアーは、
- 日本語ガイドさんが付く
- 短時間や半日ではなく、1日
です。
日本語以外に堪能な言語があるなら日本語ツアーではなくて大丈夫だと思いますが、そうでないなら日本語ツアーがおすすめ。
英語ツアーが一番安いですが、遺跡見学中は専門用語も出てくるので、日本語でしっかり理解した方がせっかくの遺跡を堪能できると思います。



日本語ツアーだと料金が高くなるけどその価値あり!
また、朝日観賞だけの短時間ツアーや半日ツアーなどもありますが、できれば1日ツアーがおすすめ。
1日ツアーなら、その日だけでも複数の遺跡を見学できるし、食事が付くツアーがほとんど。
わたしも申し込む前にいろいろなツアーを見比べましたが、コスパ的にも効率的にも、1日ツアーがいいのではと思います。
安さ重視なら
安さ重視なら、他のツアーと同じ内容だとしても、Get Your GuideかKlookで申し込む英語ツアーが最安値(わたし調べ)。
ドミトリーで同室の人たちで母国語が英語の人は、Get Your Guideで申し込んでいることが多かったです。
日本語ツアーでなるべく費用を抑えたいなら、わたしも申し込んだveltra。
予約サイトではない、ツアーに直接申し込むようなホームページは、わたしが見たときは値段が高めでした。
veltra・Get Your Guide・Klookは、選べるツアーの種類も多いので利用しやすいと思います。
取り扱いツアー数は少ないものの、希望に合うツアーがあればですがKKdayも安いツアーがありました。
参加したアンコールワット現地ツアーの流れと感想
実際に参加したツアーの流れと感想を書いてみました。
長くなってしまったので、①~⑮の気になるところからクリックして見てくださいね。
長くなってしまったので、①~⑮の気になるところからタップして見てくださいね。
朝4時半:お迎え&ホテル出発
アンコールワットでの日の出観賞のため、出発は早朝。
朝4時半に、宿泊しているホテルまでお迎えに来てくれます。



格安ホステルでも、ちゃんと迎えに来てくれるのが嬉しい
このときは、ツアー開催の2日前にネット申し込み。前日に、お迎え時間に関する確定のメールが届きました。
お迎え時間より5分ほど早くガイドさんが到着です。
ホテルのロビーまでガイドさんが入ってきて、「おはようございます、〇〇まいさん?」と、私の名前を確認。
ガイドさんからも、名前と会社名の簡単な自己紹介がありました。


4時半ちょうど、ガイドさんが車のドアの開け閉めをしてくれて、ホテルを出発。
車は大きくてキレイ、乗り心地もとっても快適です。
ガイドさんの他に、運転手さんもいました。


わたしが1人目のピックアップだったようで、もう2組ピックアップしてアンコールワットに向かうとのこと。
他のホテルに向かう間、ざっくばらんな会話を挟みながら、今日の流れをおおまかに説明してくれました。



ガイドさん、良い人そうで安心
参加者のうちの2人組の方が泊まっているホテルに到着すると、なんと5つ星ホテル。
ガイドさんにくっついて、ロビーまで入ってみちゃいました。
おぉ~、シャンデリアと、映画に出てくるような階段が流石。


このとき参加したツアーの参加者は、私を入れて4人。
もう1人は、わたしと同じようなホステルに泊まる男子学生さん。
全員をピックアップしおえて、アンコールワットへと運転手さんが車を走らせます。
その間に、ガイドさんから今日の流れの詳しい説明や、アンコールパスを持っているかいないかなどの確認がありました。
ガイドさんも運転手さんも、丁寧でとっても良い人そう。
日本語ツアーということもあり、ガイドさんは日本語ペラペラ。
日本語の発音が聞き取りにくいことがたまにありましたが、「それ日本人しか分からないよね」と思うような言い回しや冗談も言っていて、さすがなぁと超感心。


車の中は、そんなガイドさんのおかげもあり、少人数のせいもあってか和やかな雰囲気です。
私たち4人は気軽に参加者同士でおしゃべりしたり、ガイドさんとおしゃべりしたり。
日本の学生が春休みや夏休みの期間は、日の出ツアーが特に人気で、ガイドさんはほぼ休みがないんだそう。



団体ツアーでも少人数がいいなら、春&夏休み期間は避けるといいかも
4時55分:アンコールパスの販売所
アンコールパスのチケットを購入するため、まずはアンコールパスの販売所へ。
4人中、2人が購入しに行ったのですが、ガイドさんも購入窓口まで付き添っているようでした。



優しいなぁっていうか、ガイド付ツアーだとここも付き添ってくれるんだなぁ、いいなぁ←前日1人で買った
アンコールパスの買い方や種類、料金はこちらのページ
の「トゥクトゥクをチャーターしてみたら」という目次に書いているので参考までに。

もう1人の参加者の方も、アンコールパスは購入済。
待っている間は、この方と私と運転手さんで、おしゃべりタイム。
運転手さんは日本語は話せないけど、英語と韓国語が話せて、英語と韓国語のツアーのガイドもしているんだそうです。
スラッと背が大きく凛々しい顔つきの、イケメンな運転手さん、英語や韓国語が堪能な人はぜひ笑。
5時20分:アンコールワット到着
5時20分、車を降りて、日の出を拝む場所まで歩いて向かいます。
電灯はなくて、足元も見えないぐらい道は真っ暗。
人はたくさんいるけど、どこに向かえばいいのか、人混みでますますわからなくなる。
暗い中の初めてのアンコールワットで方向感覚もなく、どこが日の出観賞のベストスポットなのかもわからない状態の私。


でも、何も心配もいらないし、何も自分で確認しなくていい。
ガイドさんにくっついて行けばいいだけなんて、なんて気がラクなんだろう。



まじでツアーに申し込んで良かった・・・!!!
そして、段差がある度に「お姉さん、ここ気をつけて、ゆっくりね~」って、ガイドさんがライトで足元を照らしてくれる。
1人、つまりは自力で観光することが多かった私にとって、すでにツアー大満足モードに入っていました笑。
空を見上げると、たくさんの星が。
めちゃめちゃキレイ。
写真だと、目に見えるより少なくしか映らなかった・・。




雲がないから日の出もキレイに見えるかも、と期待する私たち4人。
ガイドさんは「どうかなぁ~、天気は変わりやすいからわかんないよ~」と、いたずらっ子のような顔。
あぁ、1人じゃない観光も、たまにはいいなぁぁぁ。
ということで、5時30分に日の出観賞ポイントに到着し、日の出を待ちます。
すでに人がたくさんいたけど、人と人の間からちょうど見えるポジションになったり、前の人が間をあけてくれたり。
良い感じで、日の出の瞬間を迎えられそうです。
5時35分~:アンコールワット日の出観賞
3月上旬のこの日、5時35分頃から空の下のほうが色付いてきました。
だんだんと空が明るくなり・・


わ・・なんてキレイなんだ・・


雲一つない空、まるでアンコールワットに後光が差すように、太陽の光があふれ出てきました。
数分ごとに変わる、空の色と光の差し方。
ガイドブックなんかでも、アンコールワットが陰になった日の出前の写真を良く見るけど、実際に目の前にすると全然違う。
すべてが洗い流されて純粋な気持ちになれるような、大切な宝物を地球からもらったような、優しい気持ちで満たされました。
太陽が顔を出す前に、「あそこで写真を撮りましょう」とガイドさん。
1人旅だと自分の写真を撮ることってほぼないから少し恥ずかしかったけど、せっかくなので撮ってもらいました。




左上が撮ってもらった写真。
ガイドさんは、どんなスマホでもカメラの操作はお手のもの。
パノラマ撮影って、こういう風にも使えるのね~!
6時22分、アンコールワットの前の広場(?)で写真を撮り終わり、ゆっくりと歩いて車へ向かいます。
太陽がアンコールワットから顔を出したのは、6時27分。
日の出自体は参道から見る予定だったようで、ここでもガイドさんが写真を撮ってくれました。




欲を言えば、さっきのアンコールワット目の前の場所で、日の出自体も見てみたかったなぁ。
でも、日の出前の景色の方も感動したから、十分満足ですっ。
7時4分:いったんホテルへ、朝食タイム
日の出観賞が終わった後は、いったんホテルへ戻り、約1時間半後にツアーが再開します。
1組(1人)ずつ、それぞれのホテルまで送ってくれて、7時4分にホステルに戻ってきました。


いったんホテルに戻るのは、お客さん(ツアー参加者)が朝食付きのホテルに泊まっているだろうから、ホテルで朝食を食べれるようにという配慮らしい。
わたしは素泊まりのホステル泊。
近くにリーズナブルな食堂がありそうだったので、行ってみることにしました。
ホステルから徒歩3分で食堂に到着です。
朝日に照らされて良い感じ。


カットのミックスフルーツとカプチーノを注文しました。
ステンレス(?)の急須を出してくれて、これに入ったお茶は無料みたい。


食事のメニューもたくさんあって、リーズナブルだし美味しそう。
お店の人の感じもとても良かったし、また機会があったら食べに来ようっと。







朝は固形物はフルーツくらいしか食べない派なので・・
ペットボトルのお水も食堂で売っていたので購入。
ホステルへ戻ります。


8時45分:ツアー再開
わたしのお迎え時間は8時45分。
このときも早めに来てくれていて、8時43分に車に乗り込み、ホステルを出発。
早朝と同じように、他の参加者をピックアップしながら遺跡へと向かいます。


全員をピックアップし終えたら、今日の流れの確認、遺跡の成り立ちや歴史を説明してくれるガイドさん。
カンボジアの歴史や今の状況なんかも説明してくれて、実際に聞いてみないとわからないことばかり。
カンボジアに来て、ツアーに参加して本当に良かった。
午後にフリータイムが少しあるそうで、どうやって過ごしたいかを尋ねられる場面も。
「スパに行くか、オールドマーケットで買い物か、博物館でもいいし・・どうしたいですか?」って。
5つ星ホテル宿泊のお2人はスパに行く様子、もう1人の男の子は「う~ん」と悩み中。
わたしも「う~ん」と悩み中(笑)。



今日はスパって気分じゃないし買い物興味ないし、博物館行くならもっと時間あるときがいいしなぁ
9時15分~:アンコールトム見学
ツアー再開後の1つ目に行った遺跡は、アンコールトム。
アンコールトム遺跡群では、南大門から始まり、全部で3つの遺跡の見学をしました。
それぞれのポイントでの流れやツアーの感想を見たいときは、
をクリックして開いてくださいね。それぞれのポイントでの流れやツアーの感想を見たいときは、
をタップして開いてくださいね。


遺跡の説明はしてないから、ツアーに行ったときの楽しみにとっておいてね!
南大門
9時15分、南大門の手前で車を降りて、アンコールトムについての説明をガイドさんからしばし聞きます。
気温もだいぶ上がり、立っているだけで汗がふき出す。
でも、ガイドブックに載っていないような話も聞けて、暑さよりも興味津々。


橋を渡りながら写真をとってくれたり、お堀を眺めたり。
ゆっくり橋を歩きながら、南大門の前へ。


歩いている途中も門の前でも、私たちのいろんな質問に答えたりプラスαで説明してくれたり、ガイドさんってやっぱりすごいんだなぁ。


南大門を歩いて通り抜け、門の先で車に乗り込みます。
車がピックアップしに来てくれるタイミングが素晴らしい。
クーラーが効いてて快適な車で、次はバイヨンへ向かいます。
南大門から歩いている個人で見学している人を見かけると、ツアーってやっぱり有難いなぁと改めて思いました。
バイヨン
9時58分、バイヨンに到着して下車。
バイヨンの修復は日本が参加(協力?)していて、案内板に国旗が表示されています。
なんか嬉しい。


この時間のバイヨン(とくにメインの入り口側)は、自分を棚上げ発言だけど笑、観光客がいっぱい。


でも不思議と、中に入るとそこまで混雑した感じはありません。
ここでも、一生懸命説明してくれるガイドさん。
専門用語がたくさん出てきて、やっぱり日本語ツアーにして良かった・・!


日陰になっている場所もあり、小休憩も挟んでくれます。
休憩したところからのバイヨンの眺めも素敵。


ガイドブックがあったとしても、それを見ながら自分で見学するのと、説明を聞きながらとでは、目に映るものが全く違う。



実は前日に、大回りコースの遺跡を1人で見学してました
同じ時間だったとしても、その充実度が違うなぁなんて感じました。




10時40分、バイヨンを見学し終え次の遺跡に向かいます。
バプーオン
バイヨンからバプーオンまでは、歩いて向かいました。
ゆーっくり歩いて10分かからないくらい。


中に入らず少し離れた場所からの見学です。
この場所で、ガイドさんからの説明を聞きました。


バプーオンに入らないのは、階段が急で上の方はよじ登るような所もあって安全を保障できないから、ということらしい。
ツアーで何かあったら大変だもんね、そりゃそうだ。
本心を言えば登ってみたかったけど、安全面を優先するツアーに納得。
11時、次の遺跡「象のテラス」へ向かいます。
象のテラスに向かう途中の道がいい雰囲気。
ここも徒歩で、ガイドさんの後をプラプラと歩いていきます。





気温は高いけど木陰は涼しくて、日本の夏より過ごしやすいかも
少し歩くと「ピミアナカス」という遺跡の入り口あたりに到着。
この遺跡は見学しなかったけど、他の遺跡との位置関係や、そこから読み解ける遺跡の役割をガイドさんが絵を描きながら説明してくれます。
歩いてる途中に、なんで枝を拾ったんだろうと思ったら、このためだったみたい笑。




象のテラス
11時11分、象のテラスに到着。
日陰のないこの遺跡が、一番暑かったかも。


でも、ガイドさんの話を聞きながら遺跡を眺めていると、当時の情景や人々が目に浮かんできて、暑さが気にならなくなりました。
自分1人だったら「ふーん、こんな感じか」って早々に退散してたかもしれないけど、こんなに興味深く見学できたのは、やっぱりガイドさんのおかげだなぁ。


11時26分、車に乗り込み、次の遺跡へと移動します。



車の中が涼しくて生き返る~ぅ
11時40分~:タ・プローム見学
アンコール・トムにある遺跡見学の後は、「タ・プローム」という名前の遺跡見学です。
車を降りて遺跡に向かう道、木々が茂っていて、とても素敵。


この遺跡の修復は、インドが参加。
日本の会社名の重機もあって、ここでも少し嬉しくなりました。




修復されている箇所とされていない箇所の差が、個人的にはここが一番大きい気がします。
修復すれば見学しやすく見た目にもキレイにはなるんだろうけど、当時のまま時間だけが経過した、修復されていないほうが、わたしにとっては興味深い。
ガイドさんの説明を聞きつつ、修復の良い面とそうでない面を垣間見たような気がしました。


タ・プロームは、観光客がたーっくさん。
遺跡を侵食するような大木が有名で、その写真を撮りに集まっているようでした。


撮影スポットに並ばされる場面も。
今日もすごい人だなぁって顔をしてる、我がグループのガイドさんがカワイイ笑。


撮影より見学にもっと時間を使いたいなぁなんて思ってしまったけど、せっかくだからとガイドさんに勧められて写真をとってもらいました。
・・うん、やっぱり撮ってもらって良かったかも笑。




12時20分、タ・プロームの見学が終わり、車に戻ります。
12時46分:アンコール・クッキーへ
次は、アンコール・クッキーのお店へ。
店員さんが流暢な日本語でお出迎えしてくれました。


試食も渡してくれたのに申し訳ないのですが、まったく興味がなくてすぐに退店。
お店の外にテーブルとベンチがあり、セルフ休憩タイムとしました。
どの国のどんなツアーでも、お土産を買うお店に行く時間って組み込まれてるんですよね。
それは承知で参加してるんだけど、やっぱり買い物タイムは苦手だなぁ。
でも、アンコール・クッキーの店員さん達は押し売りしようという感じがなくて、良い雰囲気ではありました。
13時5分:ランチタイム
アンコール・クッキーから車に乗り込み、13時5分にランチをとるお店「Neary Khmer Restaurant」に到着。
予想以上に立派なお店・・!


座るときに椅子を引いてくれ、コース内容が書いてあるメニュー表もテーブルセットもしっかりあり、高級レストランの雰囲気です。
1人旅じゃこんなお店に来ないから嬉しい。




「では、40分後に迎えに来るのでお昼ご飯楽しんでください」とガイドさん。
ドリンクを注文して、ご飯が出てきて・・


「え、もう30分しかないですよね?!」と話しながら、急ぎ目に食べる私たち4人。


でも、大満足のランチタイム。
少し急ぎ足だったけど、どのメニューもとっても美味しいし参加者同士でお互いにいろんなおしゃべりをして、楽しい時間を過ごせました。



お米はお皿に盛ってくれて、お代わり無料!お腹いっぱい♪
14時10分~:フリータイム
ランチの後は、フリータイム。
フリータイムがあるなら、ランチとか他の時間に充ててほしいかったなぁというのが本音。
でも4人中2人は、ガイドさんがしきりに勧めてくるスパに行くことになったので、まずは車でスパへ向かいます。
向かったスパは中価格帯のスパで、ガイドさんおすすめのお店なんだそう。
会社なのか個人的になのかはわからないけど、しっかり提携して、お客さんを送り込んでるんだなぁと変に感心しました笑。
14時10分、スパ到着。


わたしともう1人の学生さんは、とくに行きたい所もないし、できれば節約したいのもあって、スパ周辺を散歩してみることに。
スパが終わる時間に、ガイドさん達とここに集合することになりました。
この辺りはスーパーもないし、手頃そうなカフェ的なのもない・・
お互いにいろんな会話をしながら、「川が近くにありそうだから行ってみようよ」と私。
快くOKしてくれ、いろいろと会話しながら、歩いて川へと向かいました。


旅行記【中編】にも書いたけど、シェムリアップはやっぱり道がキレイ。



歩けそうな距離と思ったけどめちゃめちゃ暑かった
川沿いに売店があり、缶コーヒーを買ってかんぱーい。
でも、ここは思ったような川じゃなくて、治安が若干悪そうな雰囲気だしゴミもたくさん浮いてるような川。
この時の彼には、何だか悪いことしちゃったなぁ^^;


しばらく、川沿いでコーヒーを飲みながらダラダラとおしゃべりをしていました笑。
15時、そろそろ戻る時間。
Grabでトゥクトゥクを呼び、スパに戻りました。


スパを受けたお2人は、気持ちよくてリフレッシュ&リラックスできたとのこと。



シェムリアップ最終日にスパに行ってみようかな
みんな車に乗り込み、アンコールワットへと向かいます。
15時40分~:アンコール・ワット見学
15時39分、アンコール・ワットに到着し、朝と同じように車を降りて歩いて遺跡へ向かいます。
この日は、この時が一番暑かったかも。


朝は朝日観賞だけなので、アンコール・ワットに入って説明を聞くのはこの時間から。
どの説明を聞いても、「なるほど!」「そうだったんだ!」と、本当に興味深くて楽しい時間。
要所要所で、写真も撮ってくれます。



ずっと説明を聞きながら見学してたい!って思ってた
小休憩を挟んでくれたり、参加者が足元を不安そうにしていると道順を少し変えてくれたり。
ガイドさんの配慮も素敵でした。




このガイドさん、本当に良い人なんだなと感じたエピソードがあって、沐浴池の跡にいたときのこと。
参加者の1人がつまずきそうになって、そのままつまずいてたら、2~3mの高さから落ちるんじゃないかという場所でした。
わたしも一瞬ドキッとしたけど、ちょうど説明の途中だったガイドさん、つまずきかけたのを見て「あぁ、ちょっと待って・・心臓がドキドキしちゃってしゃべれない」と一時中断。


つまずきかけた男の子の手をとって、自分の心臓に手を当てるガイドさん。
男の子曰く、本当にすごいバクバクしてる、だそう。
「本当にびっくりした、無事でよかった、お兄さんもう少し後ろに立っててね」と泣きそうな顔で言ったあと、説明に戻ってくれたけど、しばらくはドキドキしていそうな感じでした笑。
アンコールワット中心にある、第三回廊に入るのは人数制限があるためか、ガイドさんは下で待っているとのこと。
戻ってくる時間だけ確認して、急な階段を登っていきます。


第三回廊に行ったこの時間は、夕日タイムが近づいていて良い雰囲気でした。
内側も、外の眺めも素敵。




最初に説明を受けた第二回廊にもたくさんの人がいたけど、第三回廊も人がたくさん。
降りるときの階段が混雑していて、みんな手すりを握りしめながらゆっくり下りていきます。


わたしもゆっくり階段を下りてたら、待ち合わせ時間に2~3分遅れちゃった。
ガイドさんも他の参加者の方も、にこやかに待っててくれて、ありがとうございました・・!
17時23分、アンコールワットに到着したときより、少し涼しくなってきた。
第一回廊と第二回廊の間の、下の写真の場所の日陰が涼しくて、少し休憩しながらガイドさんとおしゃべり。


今の時期(乾季)は雨が降らないから傘をささないで見学できるのはいいけど、ガイドさんは雨季の遺跡も大好きなんだそう。
「雨季は朝日と夕日はキレイに見えないことが多いけどね、苔が岩を覆って、とてもキレイ、乾季とはまた違う遺跡の楽しみ方ができる」なんだそうです。



次は雨季に来たいなぁ
最後に第一回廊へ行き、説明を聞きます。
この時間になると人がまったくいなくて、私たちのツアーが貸切状態。
人がいないときの遺跡は、静かで神秘さが増す感じ。美しい。


アンコールワットの中でも説明する場所の順番を、他のツアーと少し変えてくれているみたいでした。
17時57分~:夕日観賞
17時40分、アンコールワットの遺跡見学が終わり、夕日を見るスポットへ向かいます。
高さを落とした太陽とその景色が、良い感じ。


夕日に照らされたアンコールワットは、朝日のときとは全く違う表情です。


このアンコールワットをバックに撮影タイム。
ガイドさんがせっかく写真を撮ってくれたんだけど、データ移行が上手くいかなくて、載せれる写真がなくなっちゃった・・。
写真撮影のあと池のほとりに移動して、17時57分~いよいよ夕日観賞タイム。
夕日のタイミングがバッチリすぎて、写真撮影時間とか歩くスピードとか、考えてたのかな?ガイドさん凄い笑。




この日は、朝日もそうでしたが、雲が少なく最高に恵まれた天候での夕日観賞。
太陽の高さが低くなるにつれ、そのオレンジ色がどんどん濃くなる。
ここでもガイドさんは写真を撮ってくれ、太陽が沈むまで、しばらく座って写真撮ったり景色を眺めたりしていました。
18時7分、太陽が沈んで夕日観賞も終了。
私たち4人は「天候がラッキーだったね、もうツアーもそろそろ終わりだね」なんて話しながらガイドさんの後を歩き、車が待機してくれている場所へ。


アンコールワットの前の道は、人と車とトゥクトゥクで大渋滞。
そんな中でも、ガイドさんと運転手さんの連携プレーで、18時18分サクッと車に乗り込みました。
これから、ディナーへと向かいます。


車の中でも、これから行くお店の説明と、「このメニューが美味しいから食べてみて」なんて盛り上げてくれるガイドさん。
プロだなぁ。
18時40分~:ディナータイム
18時36分、ディナーを食べるお店「Amazon Angkor」に到着です。
入り口の横では、伝統音楽(?)の演奏がされていて、中に入ると広~いレストラン。


伝統舞踊を見ながらディナーを食べるお店で、客席も広いのですが、想像以上に舞台と近い前の方の客席でビックリ。


着席するとドリンクのメニューを置いてくれ、少ししてオーダーを取りに来てくれます。
この時のドリンク代は別途。
舞台が始まるまで1時間、食事はビュッフェ形式で、それまでにある程度食事を済ませます。
ビュッフェコーナーも、とにかく広い。





最高のお料理たち、種類も味も大満足!!
このレストランの詳しい感想は、別のページにまとめる予定です。
各自好きなものを取ってきて、4人でかんぱーい!
早朝から一緒に行動した仲間4人、少人数のせいもあってか、打ち解けた雰囲気で食事開始です。


そうこうしている間に、舞台が開始。
クメール文化の伝統的な踊りで、いくつかの踊りがあり、1つの踊りが終わる度に会場は拍手喝采でした。


ダンサーさん達もキレイで、席が近いこともあって圧巻。
とはいえ食事が美味しく、どちらかといえば私は、ダンスよりディナーに夢中だったかも笑。
ダンスプログラムが終了し、お腹もいっっっぱい♪
ドリンクのお会計がおわった、ちょうどそのタイミングでガイドさんが現れ、「もう大丈夫?帰れそうですか?もっとゆっくりしたい?」って。
私たち4人は全員、満足で意見は一致、「帰れまーす!」ということで、他のツアーの人たちがゆっくりしているのを横目に1番でお店を後にしました。
車に乗り込み出発した後、お店を振り返ってみると、お店から出てきたたくさんの人・大型バス・車で入り口がごった返しています。


「ゆっくりしちゃうと駐車場も道も混むからね、早めに出てきてもらいました~」とガイドさん。
なるほど、わたし達もサクッとホテルに帰れた方が良いし、ガイドさんも早くお仕事終わった方がいいし、さすが。
20時48分:ホテル到着
20時48分、ホステルの目の前まで送り届けてもらいました。
ガイドさん達、もし明日も朝日観賞ツアーの仕事があったら、きっと寝る時間なんてないんだろうなぁ・・。
それなのに、1日中一生懸命説明してくれて気配りもしてくれて、ありがたいなぁ。


ということで、これにてツアー終了。
本当に充実して楽しくて大満足な1日でした。
ガイドさん運転手さんはもちろん、他の参加者のお3方も素敵な方たち。
みんなみんな、ありがとうございました!
アンコールワット現地ツアーの持ち物や服装
服装 | 持ち物 |
---|---|
・履き慣れた靴 ・帽子やサングラス(必要なら) | ・動きやすい服装・タオル ・少額の現金またはクレジットカードなど ・日焼け止め(必要なら) | ・飲み物
服装は、動きやすい服装と履き慣れた靴が必須。
暑い季節なら、速乾性やUVカット機能がある服だと快適かも。
靴はスニーカーや、クッション性のあるスポーツサンダルでもいいと思います。



歩く距離もそれなりにあるし、遺跡の足元はゴツゴツしてるよ
ペットボトルのお水を配ってくれるツアーもあるようですが、どちらにしろ足りなくなるので持っていくのがおすすめ。
売店のある遺跡もありますが、街中より値段が高いです。
しかも、ガイドさんが一緒にいて見てくれていない限りは、ぼったくり価格。
売店で飲み物を買う予定だったり、食事がツアーに含まれている場合は、現金またはクレジット(デビット)カードがあると安心。
食事はツアーに含まれていても飲み物は含まれていません。
売店は現金のみ、ツアーで行くお店はクレジット(デビット)カードが使えます。



レストランでは飲み物をオーダーしなくても大丈夫だよ
最後に、紫外線が強い季節だったり個人的に必要だったりすれば、帽子・サングラス・日焼け止めもあると安心です。
アンコールワットの現地ツアーに参加した感想まとめ
「アンコールワット現地ツアーに参加した感想!思い出に残る最高な1日を過ごせた。」について書きました。
イマイチなところも挙げましたが、大満足のツアーでした。
今振り返っても、本当に参加して良かった!
実は前日の夜が寝不足になってしまい、早朝から夜までのツアーは、途中で体力が辛い瞬間もありました。
でも、それが気にならないくらい、ガイドさんのおかげで本当に充実した楽しい時間を過ごせたと思っています。
ドライバーさんも、偶然一緒になった参加者のみなさんも、ありがとうございました!
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