ドゥングンは、マレーシア・マレー半島の東側にある街。
海沿いの街で、海ガメが街のシンボルにもなっています。
何か特別に有名な観光スポットがあるわけではありませんが、海が好きということもあり、なんとなく気になって寄ってみました。
ところが、ある事件が勃発。
ドゥングンに来て悪かったような、良かったような笑。
ドゥングンに滞在した時の心境を本音で書いているので、ぜひ読んでみてください^^
ドゥングン旅行記1日目:街の雰囲気と宿
前回滞在した街「クアラ・トレンガヌ」がら長距離バスでドゥングンに来ました。
海辺でのんびりできる街らしいけど、その実情は・・?
ドゥングン到着
10時26分、ドゥングンの長距離バスターミナルに到着しました。
到着予定時刻は10時57分だったので、約30分早く到着。

ドゥングンの長距離バスターミナルは、他の街に比べると、のどかでこじんまりした印象。
食堂はなく、服や雑貨などのお店がいくつかありそうだけど、営業はしてないみたい。


ここにいてもやることないし、まずは宿に向かおうかな。

チェックインできない時間だろうけど、荷物だけ預かってもらおう。
Grabを呼び、宿へ。


Grabの運転手さん、ぶっきらぼうな感じだったけど、そんな時もあるよね・・笑。
10時56分、宿の前に到着。
入り口は2階なようで、階段を登ります。




と思ったら、階段の途中にドアがあり、鍵がかかっています。
ベルを鳴らしても何の応答もなくて、誰もいないみたい。
「御用の方はこちら」のような張り紙に電話番号が書いてあったので、WhatsAppでメッセージを送ってみることにしました。


数分後に返事が来て、その後5分後くらいにスタッフさんが来てくれました。
予約サイトでは対応言語に「英語」もあったけど、英語はあまり話せないと言われ、翻訳アプリを介しての会話になりました。



WhatsAppとかで文章の読み書きなら少しできる、という感じ
14時までは部屋に入れないからね、と念を押されましたが、荷物は預かってくれるそう。
あるあるだけど、予約サイトで見た印象とは全く違って、全体的に暗くてジメジメした雰囲気のホテル。
スタッフのお兄さんは良い人そうだったけど、宿選びに失敗したかも・・



でもまぁ、チェックインしてから考えよう・・
そして、スタッフのお兄さんが言うには、ここはとっても治安が悪いらしい。
荷物を預かってもらうときも、「ここは治安が悪い地域だから気をつけて」を、何度も繰り返していました。
治安が悪い?!
11時32分、宿の雰囲気に若干の不安を抱えながらも、チェックインの時間まで周辺をプラプラすることに。
ホテルの周りは、スーパーやドラッグストアなどのお店が集まっていて、ちょっとしたショッピングエリアになっている様子。


ドゥングンは観光地ではないけど、「ビーチがメインの場所で、のんびりできる」というイメージがあって立ち寄った街。
宿周辺にどんなお店があるか下見をした後、ビーチに向かうことにしました。


11時49分、それほど遠くなさそうなので、プラプラ歩いて行きます。
天気が良いせいなのか、歩いてても、お兄さんが言うような治安の悪さは感じないけどなぁ。
なんて思っていると、さっきのお兄さんからWhatsAppでメッセージが。
「今どこにいるの?気をつけて」「女性の1人旅は危ない」「大きいお金はホテルに置いておくべき」などなど、連続メッセージ笑。
「わかった、ありがとう」だけ返信し、気を取り直して海へ向かいます。



良い人なんだろうけど、なんだかなぁ笑
お腹が空いていたので、通りがかりにあったコンビニで飲み物とパンを購入。
ビーチで食べよっと。


そのままビーチ方向に歩いて行くと、屋台が並んでいるのを発見。
コンビニじゃなくて、ここで買っても良かったなぁ~。


屋台が並んでいる場所のすぐ横には、大きな公園が。
キレイに整備されていて、危なさそうな人もいない。


本当に治安が悪い地域なのかなぁ?
まぁでも、ここで宿を営業している人が言うんだから、気をつけながら歩こう・・。
公園を過ぎるとすぐに、12時ちょうど、ビーチ到着!
何もない、というか人もいない。
前回滞在したクアラトレンガヌのビーチと同じく、海水浴をするような雰囲気じゃないなぁ。


木陰になっている、座るのにちょうど良さそうな丸太を発見。
あそこでパンを食べながらまったりしよう。


パンを食べていると、また宿のお兄さんからメッセージ。
「ボスに聞いたら、もうチェックインして良いと言われたから戻ってきて」だそう。
「今すぐは戻れないのであと1~2時間後に戻ります」と返事を返すと、「昼ご飯を食べに出たいから今すぐ戻ってきて」とのこと。
「チェックインは14時で大丈夫です」と返したものの、治安が悪いから戻ってくるように、だそう。



なんじゃそりゃ。
12時15分、「ビーチでもっとのんびりしたかったのになぁ」と思いつつ、仕方なく宿に戻ることにしました。
宿とビーチの間くらいにある、ブルーのモスク。
キレイな色と素朴な感じが、素敵な雰囲気だなぁ。


時間があったら入ってみたかったけど、お兄さんの昼ごはんのために早く戻るか笑。
なんじゃそりゃ
12時25分、宿に戻りチェックイン。
「外は暑いし、治安も悪いから、エアコンをつけて涼しくしてゆっくり部屋で休むといいよ」と、スタッフのお兄さん。



はいはい・・
そして鍵を受け取り、部屋に入ると・・カビ臭っ!
窓がない部屋を予約したの、というか、この宿を予約したの失敗だったわ・・





予約サイトの写真と違うのはあるあるだけど、ココは違いすぎる!!
一応、部屋のレビューだけ。
エアコンやテレビはあるけど、コードが剥き出し笑。
壁は、シミなのかペンキのムラなのか、なんだか薄気味悪い感じです。


バスルームの狭さは、マレーシアの格安ホテルあるあるなので許容範囲。
トイレ自体はキレイで、温水がちゃんと出るのだけは救いでした。







アメニティはバスタオルがあったけど、カビ臭くて、自分のタオルを使ったよ
なぜここを予約したかというと、リーズナブルながら口コミを読むと良さそうだったのと、共用のキッチンと冷蔵庫があったから。
それと、宿でマリンアクティビティの予約もできるようで、久しぶりにシュノーケルができたらいいな、なんて思ってたから。
でも、ここまで予想と違うとは・・勉強になりました。



それに、この雰囲気の宿でアクティビティの予約をするのはイヤな予感しかしない
ちなみに、部屋の1つ下のフロアにある共用キッチンはこんな感じ。
食器とカトラリー、電子レンジと冷蔵庫、湯沸かしポット、写真には写っていませんが小さめのシンクがあります。
ただしキッチンの設備はどれも、しばらくの間、使われていないような雰囲気ですが・・。





アンティーク風の小物が多くて使いづらいのも気になる
窓があるせいか、昼間なら明るくて少し安心。
カウンターのテーブルに蟻が歩いているのはご愛敬として、まぁまぁ使えそうなキレイさでした。


14時、共用キッチンの下見を終えて部屋に戻ると、スタッフのお兄さんからメッセージが。
「エアコンの工事が部屋に入るから、部屋から出て、共用キッチンにでもいて」だそう。
なんじゃそりゃ!



帰って来いとか、部屋で涼しんでいて、とは何だったの・・
時間的にチェックインできる時間だし、今から部屋のエアコンの工事?
別に普通にエアコンは動いてたけどなぁと思いながら、カバンにしっかり鍵をかけ、共用キッチンに再び降りてきました。


誰かが部屋に入るとしたら不安だから、外出せずキッチンにいるか・・
キッチンの窓側にある小さな机に座り、この間に、この後の旅の予定でも立てることにします。
夜市
キッチンにいるときにネットで調べた情報によると、この辺りで夜市をやってるみたい。
今日の晩御飯は、夜市に買いに行こうかな。
しばらくすると、「もう部屋に戻っていいよ」と、スタッフのお兄さん登場。
夜市の場所が分からず、お兄さんに聞いてみると、場所とおすすめの食べ物を教えてくれました。
ついでに、「僕も後で行くから着いたらメッセージするね」「夜市の治安は悪いから、大きいお金はホテルに置いて行った方が良い」とのこと。
良い人だとは思うんだけど、なんだかなぁ笑(2回目)。
その後、どこの出身で、どんな経緯でこのホテルで働いているのか、街を歩いていたらお金を取られたことなどを話し始めたお兄さん。
話したいことがたくさんあったようで、だいぶ時間を取られてしまいました。
そんなこんなで、17時40分、夜市に向かってホテルを出発。
それほど遠くなさそうなので、ぷらぷら歩いて行きます。
夜市近くの街並みはこんな感じ。


のどかな雰囲気で、バイクが通るたびに警戒してみたけど、ひったくりしてきそうな雰囲気もない。
本当に治安が悪い地域なのかなぁ?(2回目)
17時54分、夜市到着~!


\夜市の場所はココ/
人もお店もたくさん。
とても賑わっていて、何かわからないけど美味しそうなものもたくさんあって、良い感じの夜市。


老若男女、小さい子もたくさんいるし、やっぱり治安が悪い感じはしないなぁ。
お店の人も、だいたい親切な感じ。
中にはあまりコミュニケーションをとろうとしてくれないお店の人もいたけど、意地悪ではなく、英語がわからないのが理由みたい。



わたしも堪能ではないけど、ドゥングンは英語をあまり使わない地域のようです
しばらくキョロキョロしながら夜市を楽しみ、とくにフレンドリーで親切そうなお兄さんのお店でサテを購入。
他の物も、人気のありそうなお店で買ってみました。


この夜市では、英語が通じなくても、ジェスチャーをし合ったり、途中で英語が分かる人が入ってきてくれたり。
地元の人と触れ合う良い経験ができた気がしてます。



治安悪いどころか、すごく楽しめた
買い物中に、宿のお兄さんから「車の渋滞で遅くなるから先にホテルに帰って」とメッセージ。
言われなくても帰る予定だったけど笑、良い人というか、めんどくさいと思ってきてしまった自分は器が小さいのかな・・。
チェックイン前に荷物を預かってもらいたいばっかりに、WhatsAppで連絡しなければよかった笑。
恐怖の夜
18時40分、宿に戻ってきました。
キッチンでさっそく、夕飯タイム。


お皿の左下は「Keropok」という名前らしく、宿のお兄さんがおすすめしてたもの。
お皿右側は、白米とサテ。



Keropokめちゃめちゃ美味しい!
Keropokは、魚のすり身を揚げた感じかな?
個人的に好きな味と食感で、ビールにも合うだろうな~。
ドゥングンでは、どこにもアルコールを売っている気配はまったく無く、休肝日が続きそうです笑。
というか、今夜のこの宿のゲストは私1人みたい。
建物は静まり返っていて、スタッフも誰もいない。
廊下も部屋もフロントも薄暗くて、なんだかコワい・・。
シャワーを浴びてベッドにゴロン。
明日の予定を考えつつ、カビ臭さに耐えながら寝よう・・。



値段も安くはなかったのに、ほんとに失敗!
ウトウトしていたとき、スマホに連続でメッセージが。
宿のお兄さんからで、「共用キッチンに来て、今から遊ぼう」「いっぱい話したいことがある」「僕は友達がいないから仲良くしてほしい」などなど。
時計を見ると、22時過ぎ。
メッセージを無視していると、今度は電話が掛かってきました。



ひぇ~ん、コワすぎ!!ってか、あのお兄さん今ホテルにいるのか?!
「もう寝るから」と、断りのメッセージを送ろうかと思ったけど、その返事が来てもめんどくさい。
何も返信をせず、見なかった&電話も気づかなかったことにしよう・・。
部屋にあった小さなテーブルをドアの前に移動させ(気休め程度にしかならないけど)、朝を待つことにしました。
早く朝になってくれ・・。
ドゥングン旅行記2日目:事件勃発
ドゥングン2日目は、買い出しをしたりビーチでのんびりしたり。
特別なことはしなかったけど、最後に事件が起きて、ある意味で忘れられない日になりました。
お姉さんの笑顔
おはようございます。
昨夜は、おびえながらも、いつの間にか寝てたみたい笑。
無事に朝を迎えられてよかった・・。


キッチンに降りてきたとき、フロントには女性のスタッフさんが。
この方も英語は話せないようで、挨拶をしても反応がほぼない感じです笑。
ドゥングンに来たのは、ビーチ以外に、ウミガメも理由の1つ。
タートル・コンバセーションインフォメーションセンターという施設が、ドゥングンから車で約20分のところにあり、行ってみようと思っていたんです。
でも、調べてみると今日は休館日。



残念だけど諦めよう・・
とくに観光名所のようなものもなさそうだし、買い出しでもするかぁ。
宿の周辺はショッピングエリアみたいだし、日用品を使い切りそうだったから、ちょうどよかったかも。
ということで、10時50分、買い出しへ出発。


宿の目の前にあるスーパーは、ローカルな感じ。
食品がメインのスーパーだったけど、お昼や夜ご飯にちょこっと食べられそうなものは売ってなさそうだなぁ。
早々にスーパーを後にし、ドラッグストアへ。


最初に入ったお店はドラッグストアというか薬局だったようで、なかなか目当てのものを見つけられず。
お店のお姉さんに聞くと、一緒に探してくれましたが「あっちにコスメショップがあるから、そっちの方がたくさん品物があるから行ってみるといいかも」と教えてくれました。



とっても丁寧に対応してくれて感謝!
さらに、薬局を出るとき「どこから来たんですか?」と聞かれて日本と答えると、飛び跳ねながら喜んでくれたお姉さん。
日本のアニメが大好きだそうで、いつか日本に行くのが夢なんだそう。
日本人に会えたと大喜びしてくれ、アニメや独学で覚えた日本語を披露してくれました。



初めての場所で初めて会う人と仲良くなれるキッカケをくれたアニメにも感謝だなぁ!
日本に生まれたこと、当然のように見かけるアニメ番組や本。
日本で暮らしていると当たり前すぎて何も感じていなかったけど、もっと感謝するべきだと気づかされた瞬間でした。
さらに気づいたこともありましたが、また長くなってしまうので、別の機会に笑。
11時21分、薬局のお姉さんに教えてもらったコスメショップ到着。
到着、と言ってもすぐそこだけど。
日本の商品もたくさんでビックリ!


コスメショップの後は、もう1つのスーパー「Ria Mart」へ。
こっちのスーパーは、日用品がメインみたい。
インスタント食品もあり、日本で言う、食品も扱っているドラッグストアのような雰囲気です。


11時47分、いったんホテルに戻ってきました。
コスメショップでメイク落とし、Ria Martでシャンプーと紅茶とレンチンパスタを購入。


- パスタ 8MYR
- 紅茶 4.3MYR
- メイク落とし 9.9MYR
- シャンプー 3.9MYR
合計26.1MYR(896円)
パスタを食べながら、午後の予定を考えたいと思います。



スタッフは誰もいなくなってて、ある意味安心
そうそう、買い物中も、宿のお兄さんからメッセージの嵐。
相変わらず、「どこにるの?」「治安が悪いから、大きいお金とか貴重品はホテルに置いて出かけるように」だそう。
もう、返事はしない。
夜市の親切なお兄さん、薬局のお姉さんの笑顔を見たら、ドゥングンの治安は悪くないとしか思えない。
そんなことを考えながら、これまた相変わらずゲストは私だけの静まり返ったホテルの中で、パスタをモグモグしていました。
ビーチはのんびりできたけど
とくに行きたい場所が思い浮かばず、ビーチに散歩でもしに行こうかな。
昨日はちょこっとしかビーチにいられなかったけど、もう少し先まで歩いたら、何か発見するかもしれない。
12時50分、宿を出発です。


公園やモスクがある道をぷらぷらと歩き、突き当りがビーチ。
左に曲がると、ビーチ側は公園を作っている(か、改装中)の様子。
道路側は食堂が並んでいます。




突き当りを右に曲がると、ここが昨日パンをかじっていた場所。
13時7分、今日もいい天気。


この場所から、今日はもう少し先まで行ってみよう。
木陰でピクニックをしたり、カップルで楽しそうにおしゃべりしたりしている人を途中でポツポツ見かけました。
街も人も、穏やかな空気が流れてる。


5分くらい歩いていると、海側に出っ張った島(広場?)のような場所に出ました。
おぉ~広いなぁ。
木陰には車が何台も泊まっていて、中で昼寝をしている人がいたり、東屋に座ってご飯を食べている人がいたり。





みんなのんびり過ごしてて、治安の悪さはやっぱり感じない
ん?ここにも東屋?
前回滞在したクアラトレンガヌでももそうだったのですが、東屋のある景色が沖縄と似てるんですよね。
何だか落ち着く、安心する景色(笑)。




この東屋で休憩していると、またも宿のお兄さんからメッセージ。
また、「今どこにいるの?」「治安が悪いから大きいお金はホテルに置いて行くように」だそう。
もしかして返信がなくて純粋に心配してるのかな、と思い直し、「ビーチにいる、ありがとう。わかりました。」とだけ返信しました。
東屋で休憩した後も、ビーチを散策。
景色を眺めたり、ブランコに座ってみたり。


しばらく時間が経ったけど、返信が功を奏したのか、あれだけ連続で来ていたメッセージの着信はピッタリなくなりました。



やっと解放された気分 笑
どこかカフェにでも入って涼もうと思ったけど、近くに良さそうなお店はない。
気が進まないけど、宿に戻るか・・。
ビーチでのんびりはできたけど、昨日から続いてた電話やメッセージのおかげで、なんだか精神的に疲れたぁ笑。
ドゥングン最後の夜
15時55分、宿に戻ってきました。
スタッフさんは誰もいなくて、相変わらずゲストもいなくて、静まり返った建物の中。
部屋はカビ臭くていられないので、共用キッチンで休憩。
写真のデータ整理をしたりブログを書いたり、今後の旅のバスや宿の予約をしたりして過ごしました。





静かで、ある意味作業が捗る
缶のカフェラテは、宿の近くに合ったeco shopで購入。
クアラトレンガヌにもあったから、マレーシアのチェーン店なのかも。
すべての商品が2.4MYR(約80円)で、日本で言う100円ショップ的なお店なのかもしれません。
18時50分、そろそろ夜ご飯に行こうかな。
これまたクアラトレンガヌにもあって、その味に感動した「Uncle Chua」が、この宿のすぐ近くにもあることを発見。
マレーシアの物価的に安いお店ではないけど、ドゥングン最後の夜のお祝い(?)として、食べに行こっと。
宿から徒歩2分で到着。


\このお店の場所はココ/
店内席と半テラス席があり、半テラス席に座りました。
はぁ~、なんだかんだ、今が一番リラックスできてるかも。


Uncle Chuaは、メニューがたくさん。
クアラトレンガヌの店舗と同じく、洋食、マレー料理、ベジタリアン、麺系、お米系、パン、おつまみ系、デザートにドリンク、どれも美味しそうなメニューが揃っています。


今回注文したのがこちら。


シーフードと野菜をパプリカソースで炒めたメニューのようで、これも美味しい!
辛いのが苦手なので、「No Spicy」で注文。
できたてアツアツ、ダシやコクが出ていて、クアラトレンガヌのときと同じくホッとする味でした。
アルコールの姿はどこにも見かけないドゥングン。
今夜は、ドラゴンフルーツジュースで乾杯です。


19時40分、ごちそうさまでした!
ここに来たときはまだあかるかったけど、この時間になると日が暮れています。


カメがついた、かわいい街灯。
街灯もそうだけど、全体的に整備された街並み、穏やかな人々の表情・・
個人的には、ドゥングンは治安はやっぱり悪くなかったなぁ。
さて、部屋に戻って荷造りするか。
あのカビ臭さは、あと数時間の我慢だ。
治安が悪い本当の場所は・・
19時50分、宿に戻ってきました。
今夜も、スタッフもお客さんも誰もいない。
部屋に入り、荷造り開始。
・・・え・・・・・っ
ない・・・・・
現金がなくなってるー!!!


ポーチに入れておいた現金が、カバンの中も部屋も、すみずみまで探したけど、ない。
なくなっていたのは、100MYR札が1枚、日本円にして約3,400円。
今日ビーチに行くとき、もしかしたら海に入るかもと思って、少額紙幣と小銭だけ持って出ました。
クレジットカード、パスポート、ちょうど持っていた100MYR札1枚を、ポーチに入れて部屋に置いて行ったんです。
もちろん部屋の鍵はかけた。
でも、ポーチはバッグの上にポンと置いたままだった・・
いつもなら、ポーチはもちろん荷物はすべてバッグに閉まって、バッグに鍵をかけ、さらにバッグは部屋の柱やベッドとワイヤーでつないでおく。
そういえば、今日に限ってはポーチをバッグにしまい忘れちゃったんだった・・。
やられた・・!
急いでクレジットカードの利用履歴を確認すると、不正利用は今のところなさそう。
パスポートはスキミングされてなければいいけど・・
本当は、治安が悪い場所は、このホテルの中だったんじゃないかー!!!
しつこいほどに「今どこにいるの?」「この辺りは治安が悪いから現金はホテルの部屋に置いて行け」と言ってくる、お兄さんの顔が浮かぶ。
そういうことだったのか・・!!!
部屋の鍵は絶対にかけた、お客さんは誰もいない。
ポーチに100MYR札を1枚しまったのは、鮮明に覚えてる。
スタッフの2人を疑いたくないけど・・
ビーチで返信して以降、メッセージが途絶えたことや、スタッフは誰も姿を見せないことを考えると、疑わずにはいられない。
ビーチから帰ってきてから2回部屋に入ったけど、ポーチの中身まで確認してなかったから、どのタイミングで盗られたかわからない・・。
帰ってきたときや、夜ご飯に出かける前にも、ちゃんと確認すればよかった・・。
そもそも、ポーチをしまい忘れるなんて、気が緩んでた・・。
この被害額で警察に連絡して今からゴタゴタなるのもなぁと思ったり、お兄さんに連絡して逆ギレされて何かあってもイヤだしなぁと思ったり。
結局どこにも誰にも連絡せず、朝を待つことにしました。
お兄さん(グルなら女性スタッフも)への怒りと、自分にスキがあったことの不甲斐なさでワナワナ震える夜。
・・でも、クレジットカードとパスポートが無事でよかった。
それに3,400円で済んだと思えば、不幸中の幸いじゃないか。
最近、マレーシアに慣れてきて気が緩んでるよっていう、虫の知らせなのかもしれない。
なるべくポジティブに考えて気持ちを落ち着かせて、少しでも寝よう。
被害が小さくてよかった、でも、この宿には二度と泊まらない。
それでは、おやすみなさい。
ドゥングン旅行記3日目:次の街へ
3日目は、次の街へ向けてドゥングンを離れる日です。
新たな気持ちで
おはようございます。
いつでも出発できるよう身支度を整えて、宿のお兄さんにメッセージを送ります。
「昨日、わたしの部屋に入った?」
ほどなくして返信があり、「昨日は友達の結婚式に言ってたから入ってない、今日もホテルには行かないからチェックアウトのとき鍵はカウンターに置いといて」とのこと。
そりゃそうだ、念のため聞いてみたけど、入ったなんて答えないよね笑。



どうしても疑いの心を晴らせない
まぁいいや、1分でも早く、この地から出たい。
次の街への長距離バス、午前中の時間を予約しておいてよかった。
素敵な人もたくさんいたけど、今の心境的には、もうドゥングンにいたくない。
9時9分、バスの時間を考えると少し早いけど、言われた通りにカウンターに鍵を置いてチェックアウトします。
相変わらず、暗くて静まり返った建物。


階段を下りて外に出ると、いい天気。
晴れ渡った青空とは対照的に、自分の不注意から起きた出来事とはいえ、モヤモヤした心境の朝。


いやいや、もうここで忘れよう。
次の街へ、新たな気持ちで。
もう一度、気を引き締めながら旅を楽しもう。
次の街へ
9時16分、宿の前からGrabに乗車。
この時の運転手さんは親切な女性の人で、荷物の上げ下ろしを手伝ってくれました。


9時23分、ドゥングンのバスターミナルに到着。
バスの発車予定時刻は10時15分、まだどのチケットカウンターも開いてない様子。





あれ?この後開くのかな?大丈夫かな?
唯一開いていた売店のおじさんにチケットカウンターのことを尋ねると、英語が通じない様子。
通りがかりのおじさんが少し英語を話せるようで、一生懸命通訳してくれました。
9時46分、おじさん達の言う通り、しばらく待っていたらチケットカウンターがオープン。


カウンターで発券してもらい、「ここで待っていればいいの?」と聞くと、「あなたが乗るバスが来たら教えてあげるよ」と、カウンターのお兄さん。
10時10分、バスが到着。
カウンターのお兄さんも言った通り、わざわざ出てきてくれ、「このバスだよ」と教えてくれました。


Grabのお姉さんも、売店のおじさんも、カウンターのお兄さんも、みんな親切。
宿選びさえ間違えなければ、ドゥングンは素敵な街なのかもしれません。
10時15分、時間通りにバスが出発。
ドゥングンに来た時と同じ、座席にUSBの充電口があるタイプのバスです。


わたしはドゥングンに、何をしに来たんだろう。
・・きっと、何かを見るとか観光するとかではなく、経験や学びを得るためだったのかもしれない。
ありがとう、ドゥングン。
多分もうこの場所に来ることはないけど、わたしにとって必要な2泊3日だったと思える日が来たらいいな。


バスは、ビーチ沿いを走りながら南下。
さぁ、また次の街での旅が始まります。
ドゥングン旅行記まとめ
「ドゥングン旅行記!マレーシアを1周する海外女ひとり旅#9」をここまでお読みいただきありがとうございました。
宿選びさえ間違えなければ、おだやかな街や人の雰囲気でドゥングンは素敵な街でした。
親切にしてくれた方々、ありがとうございました。
そして、そうでなかった人や起きた事件についても、学んだり考えたりする機会になって感謝すべきだと感じています。
うーん、でもやっぱり旅は楽しい笑。
あと少し、マレーシア1周の度が続きます。
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