クアンタンは、マレーシア・マレー半島東側にある街。
観光資源に乏しいとは聞いていたのですが、マレー半島東側を南下している旅の途中で寄ってみることにした街です。
そして、今回のマレーシア旅の最後となる場所。
最後の街だったのに、ちょとしたトラブル続きで疲れが出る場面も・・
とは言え、ローカル食堂で美味しいご飯や親切な人々にも出会い、いろいろな思い出ができた場所となりました。
クアンタン旅行記1日目:街の雰囲気
クアンタン旅行記1日目は、前回滞在した「ドゥングン」からの移動日。
昼過ぎに到着したので、街や宿の近くを歩いて、どんな街なのかを観察してみました。
クアンタン到着
13時11分、クアンタンの長距離バスターミナルに到着しました。
12時51分の到着予定だったので20分遅れ。

広々としてキレイなバスターミナル。
コンビニや飲食店、SIMカードなどを売っている雑貨店など、いくつかのお店があります。

とくに急いではいなかったので、バスターミナル内を探索。
バスが到着したのは2階で、ただ単に1階を見てみたくて行ってみることに。
1階は、出発するバスの乗り場、雑貨店、コンビニと飲食店が1つずつありました。


2階に戻り、コンビニでホットコーヒーを購入。
Grabを呼んで、宿に向かいます。

Grab用のソファ(広告?)にコンセントもついてて、至れり尽くせりのクアンタンバスターミナル。
Grabに乗って16分後、14時2分に宿に到着しました。

今回滞在する宿の名前は、「Teruntum 96 Guest House」。
閑静な住宅街の中にあって、静かそう。
外観も今のところ良い感じ。

\この宿の場所はココ/
チェックインのときに対応してくれたスタッフさんも、物静かで穏やかな感じで安心です。
部屋は狭いけど、清潔でカビ臭さはナシ。

前回のドゥングンのことがあったからトラウマになってる笑


今夜は久しぶりに、ゆっくり寝れそうだぁ~。


客室の詳細や泊まった感想は、別のページにまとめる予定です。
クアンタンの観光スポットは・・
しばらく宿で休憩。
少し涼しくなってきた16時45分、川沿いまで散歩に行くことにしました。


どこで知った情報か忘れてしまったのですが、クアンタンの川沿い近くの大通りは、歩いて横切るのは禁止。
歩道橋を渡らないと、罰金をとられることがあるそうです。


17時3分、クアンタン川に到着。
うわっ、予想と違って、めちゃめちゃキレイに整備されてる。


ヤシの木も並んでいて、川沿いだけリゾートな雰囲気です。
ベンチに座っておしゃべりをしてる人、釣り糸を垂らしている人、記念写真を撮っている人。
みんな、クアンタン川を穏やかに楽しんでる感じ。


この川のシンボル、「Kuantan188」という名前の展望タワーと「KUANTAN」の文字。
クアンタンの観光スポットは、ここぐらいな気がするなぁ。





観光というより、ゆっくり滞在するのがいいかもしれない
17時22分、展望タワーの近くにあった歩道橋を渡り、早々に宿方面に戻ることにしました。


クアンタンの大通りは、歩道橋があったり歩道が整備されてたり、久しぶりに歩きやすい道。





思い返すとコタバルの大通りは歩く感じじゃなかった


宿に向かう途中にあった噴水がある広場でも、おしゃべりしながらのんびりしている人がいたり小さい子が遊んでいたり、穏やかな空気が流れています。


これまた途中に合った、ツーリストインフォメーション。
施設自体は閉鎖されていそうな雰囲気。
そして看板があったけど、イマイチわかりにくい笑。


よくよく見ると、載っているのは飲食店が多く、やっぱり観光スポット的な場所は少ない街なのかもしれません。
冷たい視線
17時36分、ツーリストインフォメーションの近くに、ショッピングモールのような建物を発見。
入ってみましたが、服や雑貨がメインで、なんとなく廃れている感じ。
さーっと見て、すぐに出ました。




この建物の隣にもショッピングモールがあって、こっちは、さっきのところより大きい。


\このショッピングモールの場所はココ/
中も、さっきのところより明るい雰囲気で、お店も多め。
果物と夜ご飯を買って帰りたかったのですが、食品売り場は見当たらず。
フードコートはあったけど、開いているお店は少なくメニューも魅かれなかったので、何も買わず食べずに出てきました。







広いけど人はあまりいなくて活気はない感じだなぁ
果物を売ってるようなお店や屋台がないかキョロキョロしながら宿に向かって歩きます。
この辺りは、歩道はあるけど歩道橋も横断歩道もなく、大通りを渡るのに時間がかかる・・


果物屋さんを2つ見つけたけど、1つは閉まっていて、もう1つは贈答用の高級店でお店の人に無視される笑。
諦めて帰るか。
18時29分、宿の近くまで戻ってきました。
チャイナタウンではないけど、大通り沿いに中国系らしきお店がいくつか並んでいます。


この辺で食べるのもいいかもと思ったけど、店員さんがキツそうな人かも・・。
勝手に感じてるだけかもしれないけど、なんとなく街の人の視線が冷たい笑。
他の街では、視線自体を感じなかったり感じても普通(または暖かい)だったりしたんだけどなぁ。
でも、外人が珍しいだけかもしれないし私の勘違いかもしれないし、考えるのは辞めよう笑。
いったん宿に戻って一休み。
もう一度、近くの大通り沿いに向かって、他の飲食店も見てみようかな。
Nasi Kandar
ということで、夜ご飯で行ったお店はこちら。
せっかくなので、中国系ではなくマレー料理が食べられそうなお店を選んでみました。


\このお店の場所はココ/
Nasi Kandarというマレー料理のお店みたい。
口コミは良さそうだけど、時間帯のせいか、お客さんは私1人。
お店人の子供(と、その友達?)らしき子達が出たり入ったり水を飲んだりして、楽しそうにおしゃべりしていました笑。カワイイ。


Nasi Kandarとは、ご飯におかずを乗せて(かけて?)食べるマレー料理の一種。
マレーシアには「Nasi ○○」と、いろいろな名前がつく種類がありますが、Nasi Kandarの場合はカレーで煮込んだおかずがメインだったりカレーをかけて食べたりするもののようです。
自分で好きなおかずを選ぶスタイルのようだけど、お店の人に一応注文方法を確認。
お店の人は良い人で、「ごはんはこのくらいでいい?」「どのおかずがいい?」「玉子はいる?」などと、聞きながら取り分けてくれました。





勝手に感じてた冷たい目線は、やっぱり私の勘違いだったのかも
おかずは、魚と卵、野菜(カレー味のマリネのようなもの)をチョイス。
少し辛いけど、辛すぎなくて美味しい!
卵は微妙だったけど、その他は大満足。





辛いのに少し慣れてきたのかも
19時21分、ごちそうさまでした!
6月のマレーシアは、この時間でもまだ少し明るい。


この後、ビールを飲みたくなってコンビニに行ったのですが置いてなかった・・。
夕方に見かけた中国系のお店で瓶ビール(11.5MYR/403円)を買って宿に戻りました。
クアラルンプール以外の街では、セブンイレブンではお酒を見かけません。
「99 Speedmart」というコンビニ(小さな商店?)に、お酒を置いてあることが多かったのですが、クアンタンの店舗にはありませんでした。
20時5分、宿に到着。
シャワーを浴びて、1杯飲んで寝ます。
おやすみなさい。
クアンタン旅行記2日目:さっ詐欺集団・・!
クアンタン旅行記2日目は、見出しにもある通り、詐欺集団に遭遇してしまいました。
その他は、スーパーやショッピングモールに出向いたり、モスクを見学したり。
特別なことはしていないのですが、何だか長い1日でした・・。
素敵なスーパー
おはようございます。
今日もいい天気。


今日は何をしようかなぁと、考えながら身支度。
10時8分、とくにアイディアが浮かばないので、まずは朝ご飯を調達しに行くことに。


昨日の夜にご飯を食べたお店がある大通り沿いに、何かないかなぁと歩いていると、コンビニとスーパーを発見しました。
コンビニ「KK Super Mart」にはビールがあり、スーパー「TMG Express」は入ってみると、明るくて清潔な雰囲気。
少し離れた99Speedmartまで行かなくても、近くにビールが売ってたなんて笑。



今夜はここに買いにこよう
\このスーパーの場所はココ/
ということで、カットフルーツを買って、宿に戻ります。
スーパーの店員さんも、親切で丁寧な人たちでした。


買ってきたのはカットメロン。
写真だと分かりにくいと思うのですが、大きめのパックにドッサリ入ってます。
これで3MYR(103円)、安いっ♪
熟れ具合もバッチリで美味しかった~!





キレイ、親切、安い、で素敵なスーパー!
そうだ、今日は現金を下ろしに行かなきゃ。
と言っても現金が必要そうなのは、もしカードが使えない食堂で食べるとしたら、今日のご飯と明日の朝ご飯ぐらい。
マレーシアの旅はこの町が最後で、ドゥングンで盗まれなければ下ろさずに済んだのになぁ。


詐欺集団
銀行「Maybank」がいいんだけど、近くに大きな店舗はなさそう。
ATMがありそう&少しでも安全な気がする高級そうなショッピングモールまで行くことにしました。
11時30分、宿を出発。
ショッピングモールまでは徒歩30分の距離で、Grabで行こうかとも思ったけど、街歩きがてら歩いて行ってみることにしました。



今思えば、この選択が間違いだった!
目的のショッピングモールまでは、昨日歩いた川沿いエリアではなく、大通り2本分くらい陸側のエリア。
地元の人向けのような小さなお店が並んでいて、ディープな雰囲気です。


上の写真の場所からさらに進んで行くと、バスターミナル(長距離ではなく、近距離の市バス用)に出ました。
このバスターミナル周辺が、とっても異様な雰囲気。
成人男性がギュウギュウ詰めに列を作って座っていたり、その辺に立っている人からも、あからさまにジロジロみられたり。
「ここヤバそう!さっさと通り抜けよう」と思い、早歩きをしだした瞬間、1人の女性に通せんぼされました。
結果から言うと、詐欺集団に遭遇してしまったんです。
その様子を書いたのですが長くなってしまったので、気になる人は
をクリックして読んでみてくださいね。その様子を書いたのですが長くなってしまったので、気になる人は
をタップして読んでみてくださいね。詐欺集団がどんな感じだったのかと、切り抜けた方法はこちら
通せんぼを無視して歩き続けようとすると服を引っ張られ、振り返ると、なにやら大声でわめいています。
「チャイナ!?コリア!?ジャパン!?」
これまた無視して通り過ぎようとするも、強い力で服を引っ張られ、3~4人の男性に囲まれました。
男性たちはドヤ顔で、警察手帳をちらちら見せつけてきます。
向こうはドヤ顔してるけど、明らかにニセモノ。
男性たちはひと言も発しませんでしたが、女性の方が大声でまくし立て続けます。
カタコトの英語でマレー訛り。
以降、向こうが言ってきたことを日本語してお届けします笑。
「1人なのか?」「パスポートを出せ!」。
通せんぼされたままだし無理やり突破したら〇されるかも、と思い、答えることに。
「家族と来てる(←嘘)」「パスポートはない」と私。
「家族はどこだ!」「なぜないんだ!移民なのか!?移民なら証明書を出せ!」と女性。
「家族はあっちにいる」「パスポートはホテルにあるから今はない」と答える私。
「あっちってでどこだ!」「なぜパスポートがないんだ!パスポート!パスポート!パスポート!パスポートを出せ!」とヒートアップする女性。
「わかんないよ、別行動してるから。」「だからぁ、ホテルにあるから今はないって言ってるじゃん。(英語ちゃんと伝わらんな・・)」
「ホテル?パスポート?」「ホテルの名前を教えろ!!」と、やっと理解できた様子の女性。
「えーっと、なんだっけなー、忘れた、難しい名前だった気がする(←嘘)」と、すっとぼける私。
「ホテルネーム!ホテルネーム!パスポート!パスポート!」と、「ホテルネーム」と「パスポート」を繰り返し叫ぶ女性。
このままだと埒が明かないなぁどうするかなぁと思いながら周りをチラっと見渡すと、大勢の列をなして座っている人たちも、その辺に立ってる人たちも、フツーの顔してこっちを黙って見てるだけ。
むしろ楽しそうにニヤニヤしながらこっちを見てる人もいる。
きっと、これって日常茶飯事なんだ、詐欺集団を暗黙の了解で居座らせてて、外国人旅行者のやりとりを楽しんでるんだ・・!
と思ったら、めーっちゃイライラしてきた。
わたしはただショッピングモールに行きたいだけなのに!!
まじで時間の無駄!!なんなんだ、こいつら!!



今振り返ると、自分がこんなにイライラする側面があったのは、新しい発見でした笑
何かがプツッと切れた私。
「Follow me!! I’ll show you my passport at the hotel!!(ついてこい!ホテルでパスポートを見せるよ!)」と、大きめの声で言ってみた。
女性は一瞬戸惑いの表情を浮かべ、言葉に困っている様子。
「Follow me!!Follow me!! I’ll show you!!」と、手招きする動作をして、最初に歩いていた方向と逆方向に歩き出そうとする私。
女性はまだ黙ったままで固まってるのをいい事に、「Follow me!!Follow me!!」と目の前で手招きして、今度は私がまくし立てる。
まくし立てながら、もし本当についてきたら、宿のフロントスタッフに助けを求めるか、宿に向かう途中にどうにか警察署の場所を調べて「ホテルはこっちだよ」的な感じで連れて行こうか・・なんて超特急で思考を巡らせる。
すると、さっきまであんなに強気で突っかかってきた女性が「通っていいよ」と。
女性が男性たちにも目配せし、男性たちも1~2歩わたしから離れました。
プチッとなったままの私は、通っていいよと言われたにも関わらず、「Follow me!」ともう一度言ってみた。
そしたら「ノーノー、通っていいよ」だそう。
そんなこんなで、詐欺集団とのイザコザが終了。
途中でイザコザの途中にカメラを出して撮影したかったけど、取り上げられてもイヤだなぁと思って、動画や写真は撮影できませんでした。
その代わり、詐欺集団から離れるため1~2分歩いて、振り返って撮影したのがこちら。


真ん中に立っている人たちは、今回わたしにイチャモンをつけてきた詐欺集団ではないですが、多分同じような詐欺集団。
女性と1人の男性は「やめろ」というジェスチャー、もう1人の男性はニヤニヤしてこっちをみています。
上の写真の、人が密集していた場所を抜けた地点から、振り返って撮影したのがこちら。


肉眼では、イチャモンをつけてきた詐欺集団が奥の暗い方に見えて、女性が怖い顔でこっちにむかって、これまた「やめろ」というジェスチャーをしていたのが見えました。
写真では遠すぎてよく写ってなかったのが残念!
ちなみに、イチャモンをつけられた詐欺集団の女性はヒジャブをかぶっていて、ふっくらした体型で身長は150~160cmくらい。
男性たちは、みんなガリガリで浅黒い肌、ヨレヨレのTシャツやポロシャツに、ヨレヨレのジーンズ、身長は170cm前後くらいだったと思います。
女性ボスに手下の男性数人、のような感じでした。
このバスターミナルには係員(守衛?)のような人もいたけど、この人もこっちを見てるだけ。
詐欺集団がはびこっているのは暗黙の了解なのかもなぁ、とも思いました。


いや~びっくりした!
今振り返ると、詐欺集団から直接的な攻撃がなく、命があって良かった・・。
詐欺集団に遭ってしまった場合はどんな対応が適切かはわからないままですが、後日、マレーシア人の友人に聞いたところ、
- 何かあったらすぐ警察に連絡する
- マレーシアの警察は、外国人でもきちんと対応してくれる
のだそう。
詐欺集団に囲まれたときは、カメラやスマホをカバンから出すのに抵抗があり、その場で電話するのはハードルが高いなぁとは思ってしまいましたが・・。
あとは、警察への連絡方法を事前に理解していなかったので、何かあったときにすぐ電話できるようにしておく(電話番号を調べておいたり保存しておいたり)のが大切だと学びました泣。
ちなみに、詐欺集団に囲まれたのは下の地図のバスターミナルの目の前の道。
- ここのバスターミナル周辺
- その周辺のブロック(Googleマップ上だと「Pasar Besar Kuantan」「The Store」「Pasaraya Yu Guan」「Pemborong Pisang Kuantan」という名前のお店があるエリア)と、このブロック沿いの道
も、治安が悪い匂いがプンプンしています。
もしクアンタンに行くことがあれば、このエリアには近づかず、通らなければいけない時はGrabなどのタクシーを使うのがおすすめ。



わたしも最初からGrabで行けばよかった
安全地帯のショッピングモール
11時50分、詐欺集団がいるバスターミナルを抜け、改めてショッピングモールへと向かいます。
クアンタンは、今回のマレーシア旅、最後に訪れている街。
数日前のドゥングンと言い、マレーシア旅の最後の方にイヤな思い出ができちゃったなぁ。



でも、旅ってこんなもんなのかなぁ
クアンタンは、川沿い辺りは治安が良さそうな雰囲気だけど、それ以外は気をつけた方がいい街かもしれない。
というか、治安が良さそうなエリアでもなぜか感じていた昨日の冷たい視線は、今日の出来事の前兆だったのかも・・
なんてあれこれ考えながら、12時ちょうど、Kuantan City Mallに到着しました。


\Kuantan City Mallの場所はココ/
Kuantan City Mallは、明るくて外国人観光客らしき人もちらほら。
昨日寄った川沿いエリアのショッピングモールより、もしかしたら価格帯は高いのかもしれないけど、利用しやすい雰囲気です。


総合案内所があり、ATMの場所を尋ねると、丁寧に答えてくれるスタッフさん。
おしゃべりしながら楽しそうに歩いているお客さんたち。
あぁ、これが普通なのかもしれないけど、ものすごく安全地帯に来た気分(笑)。
案内所のお姉さんに教えてもらった通りATMがある場所に来たのですが、Maybankはありませんでした。
設置場所的に人通りが多く、ここでお金を下ろすのは何だか不安。





最近、盗みにあったり詐欺集団にからまれたりで警戒心が強くなってるかも
Kuantan City Mallの隣にも、もう1つショッピングモールがあるようなので、そちらにも行ってみることにしました。
こちらのショッピングモールの名前は、East Coast Mall。


\East Coast Mallの場所はココ/
East Coast Mallには日本でもよく見かけるお店がいくつもあり、建物の造りやトイレなどの案内表示が、まさに日本のショッピングモールのようでした。



ここも安全地帯!
お店が並ぶフロアの床も、トイレもピカピカ。
40分くらい前に、詐欺集団に囲まれてたのがウソみたい笑。


案内表示にATMのマークを見つけて探したけど、なかなか見つからない・・
ウロウロすること5分、エスカレーターの脇の奥まったところに3台のATMを発見しました。
Maybankあった!よかった!





少し探したけど、人目につきにくい場所にあって逆に安心
この街でマレーシア旅は最後なので、30MYR(1,099円)だけ下ろしました。
はぁ~、現金を調達できたのはよかったけど、このために詐欺集団に遭ったり時間使ったり、何やってんだか笑。
ショッピングモールの飲食店でランチにしようかと思ったけど、日本で食べれそうなものばかり。
魅かれるお店がないなぁ~。


Nasi Kerabu
Googleマップで調べてみたら、近くに良さそうなNasi Kerabuのお店を発見。
Grabを呼ぶほどの距離じゃなさそうだから、歩いて行ってみるか。
Nasi Kerabuは、バタフライピーで炊いた青いお米が特徴の、お米とおかずをワンプレートに盛ったマレー料理の1つ。
マレー半島の東海岸発祥、とくにクアンタンが有名らしく、「クアンタンに行くならNasi Kerabuを食べてみて」とマレーシア人の友人に言われていました。
12時43分、安全地帯のEast Coast Mallから退店。


目的のお店までの風景はこんな感じ。
いきなり詐欺集団に囲まれることはなさそう、よかった・・笑。


でも、本当に詐欺集団だったのかな?彼らは何が目的だったんだろう?パスポート?現金?
あのバスターミナルで外人を待ち構えてて、毎日ああやって過ごしてるのかな。
なんてグルグル考えつつ、周囲に気を配りつつ、てくてく歩いて行きます。
12時53分、Restoran Baina Nasi Kerabuに到着!


\このお店の場所はココ/
人気店のようで、お客さんがたくさん。
時間帯のせいか、食べ終わって出ていく人が多かったタイミングで、ちょうど席が空きました。


楽しみにしてたNasi Kerabuがこちら。
お米がキレイな色。
そして野菜が多くて嬉しい!


注文するときに、「Nasi Kerabuをお願いします」と言ったら、お肉を乗せてくれようとしていたお店の人。
「魚はありますか?」と言ったら、少しだけ考えた後に魚を乗せてくれたので、もしかしたらNasi Kerabuは魚は乗せないものだったのかも。
野菜など他のおかずは、乗せるものが決まっていた様子でした。



イヤな顔せず対応してくれて、良い感じのお店だったよ!
席があくと、テキパキ片づけるお店の人。
全体的に清潔感もあるお店でした。


写真ではメニュー表が切れてしまっていて見にくいですが、Nasi Kerabu以外にもいくつかメニューがあるみたい。


さて、Nasi Kerabuはというと、中に埋もれている唐辛子以外は辛くなくて、優しい味でおいしいっ。
魚は少しカレー風味で、Nasi Dagang用だったから、お店の人が少し悩んでたのかも笑。


Nasi Dagangは、ココナッツミルクで炊いたお米に魚のカレーのようなものをかけて食べるのが主流のマレー料理。
こちら
のページの「初ナシダガン」というところで書いているので、参考にしてみてくださいね。

持つべきもの
13時25分、ごちそうさまでした!
詐欺集団のこともあり、夜はもう外出したくない気分。
ショッピングモールに戻って、スーパーに寄って夜ご飯を買って帰ろうかな。
ということで、13時40分、Kuantan City Mallのスーパーに到着。
お~、フルーツと野菜がたくさん。
今回の旅初めての、サラダなどの生のカット野菜もたくさんあるスーパー。




簡単に食べられそう&魅かれるものはサラダだけだったので、サラダだけ購入してショッピングモールを後にしました。
メインになるようなご飯は、宿の近くのどこかで、何かをテイクアウトしようかな。
来るときに通ったバスターミナルを通らないように遠回りして歩いて帰ろう・・。
と思ったら、いきなり通り雨。
ショッピングモールの近くにあったスタジアムで、しばらく雨宿りです。





このとき、Grabを呼ぶという頭が、ぜかすっかりなくなってた
14時40分、無事に宿に到着。
部屋で休憩しながら、マレーシア人の友達にメールをしてみることに。
今日の経緯を説明して、何だったのか尋ねると、「それはスキャマー(詐欺をする人たち)だよ」と返信が来ました。
やっぱり詐欺集団だったんだ・・!と確信。
その後その友人は、「どこにいるの?大丈夫?警察には連絡したの?!」などなど、とっても心配してくれていた様子。
でも今さら警察に連絡してもなぁ・・と思いつつ、友人に連絡して確信できただけでも、少し安心。
持つべきものは友ですね。ありがとぅぅぅ。
スルタン・アフマド1世モスク
友人に連絡して、落ち着きを取り戻せた私。
まだ外は明るいし天気も良くなってきたし、せっかくだからどこか観光に行こうかな。
ということで、15時に宿から再び出発。


目指すは、スルタン・アフマド1世モスク。
川の近くだから治安も大丈夫だろうと思い、またまた歩いて向かいます。
おっ、見えてきた!
手前に広いグラウンド?があって、広々してて、いい感じ。


15時23分、ここまで来ちゃうとドームは見えないけど、入り口に到着。


\このモスクの場所はココ/
係の人に聞いてみたところ、入り口から入ってすぐの礼拝所へは、今日は女性は入れない日なんだそう。




入り口から入って右奥に進み(写真左下)、礼拝所の一角につながるドア(写真右下)の内側が、女性が入れる場所になっていました。




この場所なら、撮影もOKとのこと。
仕切られた向こう側の下の方は見えないけど・・


見上げると、とってもキレイ!!
ところどころにステンドグラスがあり、その色も、ドームの色も、とてもキレイでした。


15時56分、モスクから出てきました。
こちら側から見ると、外観も素敵。


モスクの周辺は、治安が良さそう。
川沿いと同じような、のんびりした雰囲気がありました。


17時08分、宿に帰宅。
この時間でも、まだまだ日差しが強く暑いマレーシアの6月末。
なんだか今日は疲れたなぁ・・
しばらく部屋で休憩しようと思います。


19時33分、夜になってもなんだか食欲がわかず、今日の朝に発見したお店でビールとフルーツだけ買ってきました。
クアンタン最後の夜だけど、しんみりとサラダとマンゴーで乾杯!
めっちゃヘルシー笑。


食べ終わったら、シャワーをあびたり何だりして、ゆっくり寝ようと思います。
クアンタン旅行記3日目:トラブル続き
クアンタン旅行記3日目は、午前中に少し観光。
午後は、国際空港のあるクアラルンプール近くへと戻る日です。
昨日の詐欺集団事件に続き、またまたちょっとしたトラブルが続きました笑。
マリアマン寺院
おはようございます。
早めに目が覚め、宿の出発時間まで余裕があったので、せっかくなので最後の観光に行くことに。
8時ちょうど、宿を出発。
この時間はまだ交通量が少なくて、お店もほとんど閉まっています。


てくてく歩くこと18分、マリアマン寺院に到着!


\この寺院の場所はココ/
マリアマン寺院は、マレー半島東側で最大のヒンドゥー寺院らしい。
カラフルな装飾が映える寺院らしいんだけど、ちょうど改装中でした・・。
よく見ると確かに、色がハゲちゃってる所が多い。


係の人だか寺院の人だかがいて、聞いてみると、入っていいとのこと。
下からシートがかけられているところを覗いてみると、作業をしている人が見えて、本当にちょうど絶賛改装中。


足場がかかってたりガレキや木が散らばってたり、まさに工事中って感じだけど、興味深く見学させてもらいました。




大きな寺院ではないものの、天井にも細かく描かれている絵だったりヒンドゥー教の多くの神様の像があったり、じっくり観察してると圧巻。
細かい感想は長くなってしまうので、また別の機会に笑。


ちなみに見学できる時間は、2024年6月時点ではこちら。
知らずに来てしまったけど、9時前に着いて良かった笑。


RESTORAN ALYSA
8時55分、いったん宿に戻ってきました。
昨日の夜きちんと食べていなかったせいか、お腹ペコペコ。
いつもお客さんで賑わっている地元の食堂のようなお店が宿の近くにあり、行ってみることにしました。



近くを通るたびに気になってた
ということで、最後の荷づくりを終えて、遅めの朝ご飯へ。
10時20分、こちらが気になっていたお店「RESTORAN ALYSA」。


\このお店の場所はココ/
テラス的な席は満席だったけど、店内の席がちょうど空いて座れました。
そしてここは、Roti Canaiのお店だったみたい。
やったー!マレーシアにいる間に食べてみたかったんだ♪


ロティチャナイとは、薄くて平たいパンのようなもので、軽食のマレー料理。
インドからマレーシアに伝わったそうで、カレーや辛いソースをつけて食べることが多いみたい。
Roti Canaiの種類がいくつかあって「Roti Telur」と、飲み物はKopi C(甘くない練乳入りのコーヒー)を注文。
先に運ばれてきた紅茶を飲みながら、Rotiを作るおじさんに釘付け。





動画でお届けできないのが残念だけど、Roti作りの超高速職人技が凄かった
お客さん達のお店の滞在時間は短いけど、ひっきりなしに、地元の人が入れ替わり立ち替わり来てる感じ。
本当に人気店なんだなぁ。
きたっ!美味しそう・・!
Rotiは玉子(Telur)と玉ねぎと一緒に焼かれてて、それをカレー味のタレにつけて食べる様子。


Rotiは外側カリッと内側もっちり、玉子はふんわり玉ねぎは少しシャキシャキしてて、カレーのタレとも相性抜群。
全体的に何となくパンの甘い香りで、熱すぎず冷めてもなく、優しい柔らかい暖かさ。
うっうっうま~~~い!!!
食べてたら、クアンタンで何となく冷えてた心が、Rotiの食感のようにフワッと優しく柔らかくなってきた気がする・・。
なんて思いながら食べてたら、店員のお姉さんと目が合う私。
「あっ、いまニヤニヤしながら食べてたの見られちゃった」と思ったのも束の間、お姉さんが「ニコッ」としてくれました。



よかった笑
そして、卵のタレに入っている赤いソースが辛かったので、避けながら食べていると「辛くない新しいタレを持ってくる?」と聞いてくれた店員さんも。
このお店はRotiも美味しくて、お姉さんたちは優しく穏やかな雰囲気だし、それでいてリーズナブル。
それに今回は、心まで暖かくなれた。
最後に、このお店に来てよかった。
RESTORAN ALYSA、ありがとう!ごちそうさまでした!


タレを変えてもらうのは申し訳なさ過ぎて、丁寧にお断りしました。
でも辛いソース残しちゃってるから、申し訳なさはあんまり変わらないのかも笑。
やれやれ
11時46分、チェックアウト。
Grabで長距離バスターミナルへ向かいます。


12時36分、バスターミナルに到着。
オンライン予約はしてあるので、窓口でチケットを発行してもらいます。




バスの出発時刻は14時1分。
まだ少し時間があるので、バスターミナル内をプラプラしたり、1階のベンチにボケッと座ったり。
バスの出発案内の電光掲示板があったけど、14時1分のバスの案内は出てないなぁ。


今まで何回も、RedBusで予約をして長距離バスに乗ってきたけど、「1分」とか中途半端な時間のバスは初めて。
出発時刻は、細かくても15分なのに。
予約するとき、出発時刻やバス会社がいくつかあって選択できるようになっているのですが、所要時間が短いバスを選選択。
そのときも「1分?!」って思ったけど、乗ったことのあるバス会社だったから大丈夫だろうと思って、数日前に予約してあったんです。



なんとなく、イヤな予感がするけど気のせいだよね・・
さて、出発時刻が近づいてきたので、出発待合室へ。
待合室に入るときに係の人にチケットを見せるのですが、すんなり通れたし、やっぱり大丈夫そう。


そして待合室の電光掲示板にも、14時1分発のバスが表示されて一安心。
13時52分、14時1分発のバスの案内ではなかったけど、「もう10分前を切ってるし行けるだろう」と思って列に並びます。




と思ったら、係のおじさんにチケットを見せると「まだ待ってて」とジェスチャーされて、外(バス乗り場)に出れませんでした。
下の写真で立っている人たちは、わたしと同じく、列に並んでみたけど外に出れなかった人たち笑。


この後何回か、並んでも出れない、を繰り返し・・
14時1分発のバスの案内は、いつの間にか電光掲示板から消えてる。
・・もう14時20分なんだけど??
バスが遅れるのはいいんだけど、バスが来るのかが不安。
もう1回、おじさんにチケットを見せに行くと、チケットを2度見するおじさん。
パソコンとチケットを交互に覗き込み、何秒か時間が止まったかと思ったら、「・・このバスはキャンセルされた」って。
えー!!早く言ってよぉぉぉ。
でも、おじさんもこの時初めて気が付いたようで、今までそっけなかった態度が急変。
「今すぐチケットカウンターに行って、チケットを取り直しておいで。あなたが行きたい目的地への場所は次は15分後にバスがあるから急いで、5分後には戻ってきて」
「チケットを取り直して来たら、またここに来て、この人にチケットを見せるんだよ、いいね」と、待合室の入り口まで連れてきてくれました笑。
えー5分後?!急げ急げ。
上の階にあるチケットカウンターへ大急ぎで行き、1つしか開いていないカウンターに並びます。


やっと順番が来たけど、チケットを取りたいのが伝わらない。



わたしの英語も拙いけど、カウンターのお姉さんも英語がわからないみたい
お姉さんが、他のスタッフさんを連れてきて、「チャイニーズが何か言ってるんだけど」って。
マレー語でも何言ってるか、わかるぞ笑。
何人でもいいから、早く買わせてくれーっ笑。
また1から説明したけど英語がうまく伝わらず・・
「そのバスはキャンセルされたよ」
「知ってる、だから新しくチケットを買いたいんだってばぁ~」
を繰り返し、14時34分、やっとチケットを購入できました。やれやれ。





今から思えば、翻訳アプリでマレー語で伝えればよかった
1分過ぎちゃったけど無事にバス乗り場のおじさんのところに到着し、バスにも乗車完了。
やれやれ、最後の最後にビックリしたなぁ。
今日が飛行機に乗る日じゃなくて良かった笑。


当初は、RedBusというアプリでオンライン予約をしていました。
キャンセルだと知らされたあと、返金をしてもらおうとRedBusに連絡するも、何も返信はなし。
返金を諦めていましたが、何の連絡はないまま数日後に、決済したクレジットカードに返金がありました。
ただし、窓口で発券した際の手数料は戻らないまま。
14時45分、定刻通りにバスが出発。
今日はクアラルンプール国際空港の近くの宿に泊まるので、その宿にアクセスしやすい、TBSバスターミナルへと向かいます。


良かったんだか悪かったんだか、いろんな感情を味わったクアンタン。
でも無事に、クアンタンの旅は終了。
ありがとう、クアンタン。
懐かしの・・
バスに揺られること1時間以上、景色が都会になってきました。





とうとうマレーシアの旅も終わりだなぁ
18時21分、TBSバスターミナルに到着。
このバスターミナルはマラッカに行くときに利用した以来で、たった20日位前なのに何だかとっても懐かしい。




バスターミナルからは、KLIAトランジットに乗って宿に向かいます。
KLIAトランジットも、懐かしいなぁ。


19時5分、宿の最寄り駅「Salak Tinggi駅」到着。
ちょうど夕日がキレイ。
Salat Tinggi駅も、駅からの道も、懐かしいなぁ笑。




ということで、19時24分、以前にも泊まったことのある宿「The Good Travelers Hostel」に到着しました。


しつこいけど笑、懐かしい・・。
この宿は、プトラジャヤの旅行記のときに滞在してた宿。
前回と同じく、ニャンコたちが出迎えてくれました。




バスの一件で何だか疲れた笑。
近くのコンビニでパスタとビールを買い、宿の共用部でちゃちゃっと夜ご飯。
ビールを飲みながら、マレーシアでの旅を思い返しつつまったり過ごす夜。
さぁ、明日からは次の国での旅が始まります。
クアンタン旅行記4日目:次の国へ
10時30分、宿をチェックアウトし、最寄り駅へ歩いて向かいます。


次の国へは飛行機で向かうので、まずはクアラルンプール国際空港へ。
空港へは、今回のマレーシア旅で何度も乗ったKLIAトランジット。


KLIAトランジットやKLIAエクスプレスは、ほぼ時刻表通りでクレジットカード決済も可能。
車内もキレイで、旅行者が利用しやすい交通機関だと、つくづく感じました。
マレーシアの景色を見るのも、これで最後。
なんだか寂しいなぁ。


11時15分、クアラルンプール国際に到着しました。
とうとうこれにて、マレーシアの旅が終了です。


楽しい思い出も苦い思い出も、たくさんできたマレーシア。
いろんな経験をありがとう・・!!
次の目的地は、インドネシアのジョグジャカルタ。
空港の様子や飛行機の搭乗レビューは、他のページでまとめる予定です。
クアンタン旅行記まとめ
「クアンタン旅行記!マレーシアを1周する海外女ひとり旅#10」をここまでお読みいただきありがとうございました。
クアンタンでは、街の良い面も悪い面も、垣間見たような気がしています。
ただ、ご飯は美味しく、お店の人も親切な人が多かったです。
マレーシア旅の最後で詐欺集団に遭遇するという、少しイヤな思い出もできてしまいましたが、ネタになると思えばもういいや笑。
それに、今後の旅も気をつけなさいという、虫の知らせかも。
ということで、マレーシア1周の旅行記もこれにて終了!
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました^^
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